解説
ロモロ・マルチェリーニの原案から「潜水艦浮上せず」のジーノ・デ・サンティス、ニコロ・フェラーリ、ロモロ・マルチェリーニ、ジャック・レミー、「ゼロ地帯」のフランコ・ソリナスらが共同で脚色、「タブウ」のロモロ・マルチェリーニが監督したサスペンス。撮影は「蒙古の嵐」のアルド・ジョルダーニ、音楽は「前進か死か」のフランチェスコ・ラヴァニーノが担当した。出演は「妖姫クレオパトラ」のリック・バッタリア、「鉄道員」のシルヴァ・コシナ、「ザイラーと12人の娘 白銀は招くよ!」のマルギット・ニュンケ、ハンス・アルバース、グスターヴォ・ロホほか。製作はオラジオ・タッサラ。
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「大爆走」のストーリー
カルロ(リック・バッタリア)はZV社専属の優秀なオートバイのレーサーだが、社の方針で八百長レースを強いられ、怒って辞職した。その後も数々のレースに勝ち、世界に名をはせた。そのころになり秘かに続いていた社長令嬢ルチア(シルヴァ・コシナ)との関係が妻ジョバンナ(マルギット・ニュンケ)にばれ、怒った父親ロレンツォに追いだされてしまった。ルチアには婚約者がいるのだ。ミラノ・タラント間のレースにZV社とはライバルの会社の車に乗ることになったカルロは、転倒した選手の車に乗りかえて優勝したが、失格のうえ半年のレース出場停止をくった。失業した彼は今度はドイツでレースに出場、また人気を得た。一方ロレンツォは事業に失敗して貧乏に喘いでいた。ジョバンナがはるばる彼を訪ねて来てわかったのだが、彼も自分の非をさとり金策に歩いた。そしてルチアが彼の窮状を救った。お陰でロレンツォは今まで試作をつづけていた車を完成した。ある高名なレースにその車が出場すると知ったZV社は同型の未完成車で技師長ピエロが出場した。猛烈なレースが展開、カルロが優勝、ピエロは負傷した。ルチアとピエロは婚約の間柄だった。ピエロにかけよるルチア、カルロの胸に飛びこむジョバンナ。かくして二組の男女のカップルが固く結ばれたのだった。
「大爆走」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「大爆走」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | イタリア |
製作年 | 1957 |
公開年月日 | 1965年4月10日 |
製作会社 | シリオ・フィルム |
配給 | 東京第一フィルム |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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