解説
「素晴らしい風船旅行」のアルベール・ラモリスがシナリオを書き、自ら監督した詩的でファンタジックなコメディ。撮影はピエール・プティとモーリス・フェルー、音楽はジャン・ミシェル・ドフェイが担当した。編集はマドレーヌ・ギュ、技術協力はアンリ・ガリュエルとジョルジュ・ゲッツがあたった。出演は新人フィリップ・アブロン、ミレーユ・ネイグル、アンリ・ランベール、ラウール・ドルフスほか。
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ユーザーレビュー
「フィフィ大空をゆく」のストーリー
時計蒐集が嵩じて時計泥棒になった若者がいた。ある邸に忍びこんで失敗し、サーカス小屋に逃げこんだのが運のつき、正体を見破られた。支配人は彼を訴えようとせず“鳥人”に仕立てようと考えた。人間の背に羽をつけて飛ばせようというもので、前に一人死んだ者もいた。若者がそれをうける気になったのはミミ(M・ネイグル)という花形娘に一目で恋したからだった。練習を重ねたある日、やっと飛べるようになった。フィフィと呼ばれ、サーカスの人気者になったが、ミミに横恋慕する猛獣使い(H・ランベール)にはいじめられ通しだった。ふとしたことから白衣を着て飛ぶようになって、「天使、天使」と呼ばれるようになったある日、恋人の父親の無理解から結婚できず自殺しようとした青年に会い、彼を助けようと考えた。がその父親には「天使」の威力も通じない。飛び立つ前に父親の時計のコレクションをごっそり盗み、ミミにプレゼントした。感激したミミと万事上手くいきそうだったが、おさまらないのが猛獣使い。二人が暴れ廻ってサーカス中がバラバラ、警官が駆けつけ、フィフィが追い廻されることになった。ヘリコプターまで出動の追手を逃れ、イカダの漂流者のところに落ち着いた。天使に助けられたと間違えた漂流者と取っ組み合いになり海中へ。気がついてみるとフィフィは親切な漁師に助けられた。信心深い漁師の妻は天国での話をききたがる。「ここの方が天国だ」と答えるフィフィは、回復して町にもどり、例の自殺未遂の青年たちを結婚させ、ミミの所に帰った。彼女はフィフィがもうどこにも行かないよう、羽を切った。二人はサーカスをぬけ出し、あの漁師たちと一緒に住み、赤ン坊までもうけた。だが驚いたことにその子の背中に可愛い羽が生えていた!
「フィフィ大空をゆく」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フィフィ大空をゆく」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | フランス |
製作年 | 1965 |
公開年月日 | 1965年12月21日 |
製作会社 | フィルム・モンソワール |
配給 | 日本ヘラルド映画 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | モノクロ/ビスタ |
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