挽歌(1976)

ばんか
上映日
1976年2月11日

製作国
日本

制作年
1976
上映時間
93分

レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

北海道・釧路を舞台にして、多感な少女をめぐる大人たちの愛の葛藤を描く。脚本は「青い山脈(1975)」の井手俊郎と、蒼井マキレ、監督は「青い山脈(1975)」の河崎義祐、撮影も同作の村井博がそれぞれ担当。
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「挽歌(1976)」のストーリー

北海道・釧路。怜子が桂木と逢ったのは、やがて来る厳しい冬を前にした静かな、淋しい晩秋のある日の公園だった。アマチュア劇団「あすなろ」で美術の仕事をしている怜子は久田幹夫をはじめ、劇団の仲間にはない大人の魅力を桂木に感じた。怜子は、桂木の建築事務所に出入りするうちに、桂木の妻・あき子に古瀬達巳という医学生の愛人がいるのに気づいた。あき子は年下の古瀬の激しい情熱を受け入れながら、家庭の安泰を願い、それが古瀬の気持をいらだたせていた。桂木もあき子の不貞を知り悩みつづけていた。それは、どれほど大きな仕事をしようと仕事では癒すことができなかった。怜子はそんな桂木の心の傷口を乱暴にかき乱した。怜子の父・信久は、怜子にいくつかの縁談を持ってくるが、怜子は巧みに断わり逆に父の再婚をすすめた。だが、信久は洋装店のマダム・谷岡紀実に好意を寄せているのだ。怜子は桂木と結ばれたが、同時に、あき子の翳の多い美しさに魅せられ、桂木家を訪れるようになった。いつも正直な怜子はあき子とも、娘のひろみとも仲良くなった。桂木は妻との離婚を考えていたが、怜子は、桂木とも、彼の美しい妻とも、彼の可愛い娘とも、みんなで仲良く暮したかった。怜子にとってごく自然なことが、他人には異常にみえるのだった。ある日、怜子を訪れたあき子は、桂木と怜子の仲を知り、激しいショックを受けた。北国の厳しい自然にさらされ、墓標のように立ち枯れているトド松の林の中で、あき子が服毒自殺したのは、それから間もなくだった。その白い首には、かつて怜子がプレゼントした、黒いネックレスがかけられていた……。

「挽歌(1976)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「挽歌(1976)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1976
公開年月日 1976年2月11日
上映時間 93分
製作会社 東京映画
配給 東宝
レイティング
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ