解説
「エレキの若大将」の田波靖男がシナリオを執筆「続西の王将・東の大将」の杉江敏男が監督した喜劇。撮影は「悪の階段」の完倉泰一。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「女は幾万ありとても」のストーリー
浜野志郎、紀子の夫婦は新婚旅行からスイートホームの団地に帰って来た。早速あいさつまわりに出かけた二人は、そこで種種のサラリーマンの姿をかいま見るのだった。向いの矢田部一家は裕子夫人との間に一人息子がいたが、裕子は大変な見えぼうでいつも争いが断えないようすである。下の階に住むパイロットの長谷川は、元スチュワーデスで今は恐妻家で、教育ママとなった逸子との間に一人娘がいた。シナリオライター永島の家は、アナウンサーの敏子と共稼ぎだが、売れっ子の敏子のために、このすれちかい夫婦も、亭主が留守番をすることとなった。あいさつにまわった浜野は、早速これら悪夫らの餌じきとなり、女房操縦法をひもとかれ、紀子夫人は、早くもおかんむり。一方矢田部家では、妻の裕子が、子供のことで犬猿の仲である長谷川家に、みせしめのため車をねだりおかげで矢田部は、毎朝車で出勤、駐車場探しに大童のめにあっていた。シナリオライターの永島は、妻敏子の目をさけて、歌手沢田ゆき子とデートを重ねていたが、ディレクターの塚本の告げ口で、一時は一悶着あったが、どうやらうまくまとまった。また浜野も新婚早々、バーのマダムからもらったネクタイピンが、紀子の目にとまり、板の間に寝かされたり、朝食抜きの冷戦状態が続いている。そして、最も安全と思われた長谷川家でも、出張先で長谷川が会っていた女性が九州から上京して来たため、おとなしい奥方も遂に反撃、プロレスまがいの大立ち廻りの末、事は無事落着した。こうして多少のトラブルがあろうとも、そして世間に女は幾万ありとても、結局古女房に見送られて、御出勤と相なるのが一番幸せであった。
「女は幾万ありとても」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「女は幾万ありとても」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1966 |
公開年月日 | 1966年2月12日 |
上映時間 | 67分 |
製作会社 | 東宝 |
配給 | 東宝 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1966年4月上旬春の特別号 | 日本映画批評 女は幾万ありとても |