解説
「白銀城の対決」の直居欽哉の脚本を、「男の挑戦(1960)」の島津昇一が監督したアクション・ドラマ。撮影も「男の挑戦(1960)」の星島一郎。
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「大空の無法者」のストーリー
連絡船が、小さな島のさびれた漁港に横づけされた。吾郎はこの島にある南邦航空から中古飛行機を安く買入れ、魚群探索をやろうと北海道からやってきたのだ。が、ブローカーの青木に内金を持ち逃げされてしまい、仕方なく社長大場のすすめで南邦航空に腰を落着けることにした。吾郎は紅蘭亭の二階に宿をとったが、そこで連絡船で会った美奈子と再び顔を合わせた。美奈子の兄都築は南邦航空のパイロットだったが、一ヵ月前から行方不明なのだという。ある夜、大場が美奈子を手ごめにしようとした。吾郎が美奈子をかばって大場に挑戦した。と、二人の真中に銛が打ちこまれた。大場にまとわりつく女パイロットのかおるだった。夜明け、吾郎は大場に誘われ島を飛びたった。何の目的であるかは言わなかったが、そこに吾郎は南邦航空の謎があると直感した。途中、大場機がエンジン不調で墜落した。吾郎が大場の危機を救った。数日後、二人は再び島を飛びたった。吾郎は美奈子に手紙を托していた。しかし、その手紙は大場を訪れる陳という外国人に奪われてしまった。海上には貨物船が停泊していた。大場の目的は貨物船から木箱をつり上げることなのだ。吾郎は見事箱をつり上げた。箱の中味は麻薬だ。美奈子の兄はこの作業の犠牲者だった。吾郎の手は無電機のスイッチにのびた。島へ帰った吾郎を、陳一味が包囲した。陳は吾郎の無電を傍受し、彼の正体を知ったのだ。吾郎は保安官なのだ。と、大場の拳銃が陳一味に向って火を吐いた。大場は吾郎に返礼をしたのだ。大場はセスナー機へとび乗った。陳の弾が彼の脇腹を射ぬいた。機は大場とかおるを乗せて飛びたった。吾郎の哨戒機が後を追ったが、大場機は焔に包まれ落ちていった。絶命した大場を抱いたかおるが自ら火を放ったのだった。
「大空の無法者」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「大空の無法者」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | アクション |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1960 |
公開年月日 | 1960年5月10日 |
上映時間 | 87分 |
製作会社 | 東映東京 |
配給 | 東映 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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1960年5月下旬号 | 日本映画紹介 大空の無法者 |