解説
フレッド・ジプソンの原作にもとづく、2人の少年と1頭の年老いた犬との愛情の物語。シナリオは原作者フレッド・ジプソンとウィリアム・ターンバーグが共同してあたり、監督は「宝島(1950)」のロバート・スティーヴンソン。撮影を「幌馬車隊西へ!」のチャールズ・P・ボイルが担当し、音楽オリヴァー・ウォーレス。出演するのは「友情ある説得」のドロシー・マクガイア、「幌馬車隊西へ!」のフェス・パーカーとジェフ・ヨーク、「大いなる西部」のチャック・コナーズ、トミー・カーク、ケヴィン・コーコラン、ヴィヴァリー・ワシュバーン等。他に老犬スパイク号が重要な役をうけもっている。総指揮ウォルト・ディズニー。テクニカラー・スタンダードサイズ。1957年作品。
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「黄色い老犬」のストーリー
南北戦争直後のテキサス--コーツ一家では父のジム(フェス・パーカー)がカンサスへ牛追いに旅立った。後に残ったのは母のケイティ(ドロシー・マクガイア)とトラビス(トミー・カーク)、アーリス(ケヴィン・コーコラン)の兄弟だった。ある日、黄色い老犬が現われて畑を荒した。怒ったトラビスは犬を追い出した。ケイティは遊び相手のいないアーリスのために、この犬を飼うことにした。茂みでアーリスは子熊をみつけた。そこに親熊が現われたが、老犬の活躍でアーリスを救った。トラビスは老犬イエラーを見直した。村のバット老人は怠け者だ。孫娘のリスベスと一緒に、食事時になるとよくコーツ家を訪れた。トラビスはイエラーが村の家々から食料品を盗んでいることを知った。リスベスは彼女が飼っているメス犬のプリッイが仔犬を生み、その父親がイエラーであるのを知っていた。イエラーは暴れ牛をこらしめたりし、コーツ家にはなくてはならぬ存在となった。ある日、バーンという牧童がやって来た。彼は行方不明になった犬を探していた。イエラーはバーンの犬だった。しかしバーンはアーリスの悲しそうな顔をみて、イエラーを残していくことにした。帰る時、バーンはトラビスに、恐水病が流行しているから注意するようにいい残した。翌日、トラビスはイエラーと猪狩りに出かけた。トラビスは水の上から猪の群の中に落ち、イエラーに救われた。イエラーも怪我をしたが、やがて回復した。バーンがいった恐水病は、コーツ家の牛にも伝染した。恐水病にかかった狼がケイティに襲いかかった。今度もイエラーの活躍で難を逃れた。が、イエラーも傷つき、それが原因で恐水病にかかった。イエラーは凶暴な野獣となった。トラビスは泣きながら老犬を射殺した。長い旅を終えた父ジムが戻って来た。話を聞いてジムはトラビスをなぐさめた。苦しいことを乗り越えてこそ本当の男だと。リスベスが連れて来た仔犬はイエラーにそっくりだった。アーリスは子犬と元気に野原を駈けまわるのだった。
「黄色い老犬」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「黄色い老犬」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1957 |
公開年月日 | 1959年3月18日 |
製作会社 | ウォルト・デイズニー映画 |
配給 | 大映 |
レイティング | |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
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