解説
須田栄三と三村浩二共同のオリジナル・シナリオを、昇進第一回の小野田正彦が監督、「女王蜂(1958)」の西本正が撮影した歴史もの。正行に「色競べ五人女」の和田桂之助、正成に「関八州喧嘩陣」の若山富三郎。ほかに木暮実千代、北沢典子、中村彰というキャスト、色彩はイーストマンカラー。
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「楠公二代誠忠録」のストーリー
延元元年、足利尊氏は九州で再び兵を挙げ、京の都に攻め入ろうとした。これに対し、楠正成は一たん都を尊氏勢に渡し、戦備を整えてから雌雄を決しようと考えた。が、これは公卿たちによって退けられ、やむなく湊川へ兵を進めることになった。桜井の駅のはずれ、正成の軍勢が小休止しているところへ、兵庫の新田義貞から援軍を求める急使がやってきた。正成は十一歳の正行を母の許に返し、出陣した。勿論、足利の大軍には敵すべくもなく正成は湊川の戦で最後を遂げた。報せを聞いた正行は父の形見の短刀を取出した。鞘をとり逆手に構えた瞬間母が飛び出して彼をさとした。それから十年の時が流れて--後村上天皇の御代となり、諸国に散在する勤皇の士は相呼応して立上った。すでに二十一歳となった正行は、許婚と三々九度の盃をかわし、弟正時、一族の者たちと戦場へ向った。が、彼らも四条畷の決戦であえない最後を遂げた。
「楠公二代誠忠録」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「楠公二代誠忠録」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 歴史劇 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1958 |
公開年月日 | 1958年3月14日 |
上映時間 | 36分 |
製作会社 | 新東宝 |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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1958年春の特別号 | 日本映画紹介 楠公二代誠忠録 |