夢の女

ゆめのおんな
上映日
1993年5月29日

製作国
日本

制作年
1993
レーティング
ジャンル
ドラマ

check解説

侍の娘ながら、娼婦に身を落とした女・お浪の儚い半生を描く。永井荷風の同名の初期小説を久保田万太郎が新派のために脚色した舞台用の台本をもとにしてモノクロームの映画で描いた、松竹=セゾングループ提携作品。「外科室」の坂東玉三郎が、再び吉永小百合を主演にして描く監督第二作。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

ユーザーレビュー

「夢の女」のストーリー

明治も終わりの頃。奉公先の旦那の手がついて妾となったものの、旦那の死により縁を切られ、生まれたばかりの娘・お種も里子に出し故郷に戻ってきたお浪は、士族であった父の病気と多大な借金のため、深川州崎遊郭の大店『大八幡』に身を売り、楓という花魁となっていた。三年ぶりに故郷に戻ってきたお浪は、お種が里子先でひどい仕打ちを受けていると婆やのおさわから聞かされ、店のお松の知恵を借り、年期を延ばして借金を重ねてお種を引き取ることにした。お浪には小田部という薬問屋の贔屓の客がいたが、お浪に入れこむ余りまだ一緒になれないことが分かると首を縊って死んでしまう。『男を破滅させる毒婦』と新聞に書きたてられたお浪はすさみ、酒に溺れ、人気もなくしていった。だがある日、上郷という相場師が全てを承知した上でお浪を身請けした。七、八年後。洲崎の海を見晴らす土手の上でお松が二代目の楓にそんなお浪の思い出話をしていたところへ、侍合の女将となったお浪が現れる。二人は涙ながらに再会を喜んだ。お浪は二代目・楓に、そして自分自身に言い聞かせるように、夢のように過ぎていった日々を語り、洲崎を離れていくのだった。

「夢の女」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「夢の女」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 日本
製作年 1993
公開年月日 1993年5月29日
製作会社 松竹=朝日新聞社=大王製紙=全国朝日放送=駒井アソシエート=赤池産業=セディック作品
配給 松竹
レイティング

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
1993年6月上旬号 グラビア《New Release(新作映画紹介)》 夢の女
1993年7月上旬号 夏の特別号 日本映画批評 夢の女
日本映画紹介 夢の女