解説
金魚すくいの金魚がたどる波瀾万丈な一生を、実写と絵を組み合わせたユニークな手法で描いた短編アニメーション。監督・脚本は「気分を変えて?」で79年のぴあフィルムフェスティバルに入選した犬童一心。撮影を高橋潔と成沢孝男が担当している。「二人が喋ってる。」の併映短編として公開された。キリンコンテンポラリー・アワード93最優秀作品賞受賞作品。キネコ。16ミリ。1995年11月3日大阪・キリンプラザ大阪にて上映。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「金魚の一生」のストーリー
金魚の名産地・天珍沼で生まれた金魚は、競りにかけられ的屋の横田組に売られていった。夜店の金魚すくいで小学生の三井くんにすくわれた金魚は、彼の家で飼われることになる。しばらくは、三井兄妹の愛玩物として注目を集める金魚だったが、その年のクリスマス、ミドリガメにその座を奪われ、妹・カナの友達、さっちゃんの家へ貰われていった。さっちゃんは優しい子で、金魚にヒロシという名前を付けて可愛がったが、8月のある日、掃除のために庭に出されたまま忘れられた金魚は、直射日光を受けすぎて、酸欠であっけなくその一生を閉じる。享年1歳と2カ月。さっちゃんは泣いて、金魚をお墓に埋めたが、その1週間後にはもう忘れていた。
「金魚の一生」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「金魚の一生」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | アート |
製作国 | 日本 |
製作年 | 1993 |
公開年月日 | 1997年8月23日 |
上映時間 | 18分 |
製作会社 | 自主作品 |
配給 | オンリー・ハーツ=スープレックス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | スタンダード(1:1.37) |
カラー/サイズ | カラー/スタンダード |
音量 | ステレオ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
1997年10月下旬号 | 日本映画紹介 金魚の一生 |