解説
家庭を顧ることもなく仕事一筋であった有能弁護士が、ある事故から記憶喪失に陥り、逆に人間の真実の愛情に目覚めるというヒューマン・ドラマ。監督は「ハリウッドにくちづけ」のマイク・ニコルズ。脚本はTV出身のジェフリー・エイブラムス、撮影はジュゼッペ・ロトゥンノ、音楽はハンス・ジマーがそれぞれ担当。出演はハリソン・フォード、アネット・ベニング、ビル・ナン、ミッキー・アレンほか。
ユーザーレビュー
「心の旅」のストーリー
冬のニューヨーク。その日、患者に告訴された大病院の失態を救った有能な弁護士へンリー(ハリソン・フォード)は、煙草を買いにストアに入ったところ、たまたま遭遇した強盗に狙撃され、重傷を負い、記憶喪失になってしまう。妻子のことさえ思い出さず、リハビリ・センターで心を閉ざし続けていたヘンリーだが、トレーナーのブラッドレー(ビル・ナン)の明るい看護により、無事退院するに至った。彼を待つ家族、妻のサラ(アネット・ベニング)と娘のレイチェル(ミッキー・アレン)は、自分たちのことを思い出せないヘンリーを悲しみつつも、以前とは違う優しさ溢れる姿に喜びを感じはじめる。もう以前のような有能な弁護士ではなく、裕福にはなりえない家族の生活。しかし、心は満たされはじめてきた。サラの浮気が発覚したが、それも以前の仕事一筋のヘンリーのせいであり、2人は和解する。かつての不正弁護を恥じ、弁護士を辞め、真相の証拠を原告の患者サイドに届けた彼は、サラと共に寄宿学校に入れたレイチェルを引きとりに行き、家族3人で生きていこうと誓うのであった。
「心の旅」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「心の旅」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1991 |
公開年月日 | 1991年11月2日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | マイク・ニコルズ=スコット・ルーディン・プロ作品 |
配給 | UIP |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2005年8月上旬号 | DVDコレクション 第207回 「心の旅路」 |
1991年10月上旬号 |
グラビア《Coming Attractions》(新作紹介) テルマ&ルイーズ グラビア《Coming Attractions》(新作紹介) 心の旅 特集 心の旅 |
1991年11月下旬号 |
外国映画批評 ボイジャー 外国映画紹介 神の道化師フランチェスコ 特集 ミーティング・ヴィーナス イシュトヴァーン・サボー インタビュー 特集 ミーティング・ヴィーナス デビッド・パットナム インタビュー 特集 ミーティング・ヴィーナス 評論 日本映画批評 略奪愛 外国映画批評 心の旅 |
1991年12月下旬号 | 外国映画紹介 心の旅 |