解説
生きる目的を見失った男が野球と子供たちとの触れ合いを通し、自分を取り戻していく様を描いた感動作。監督・製作は「バーシティ・ブルース」のブライアン・ロビンス。原作はダニエル・コイルの小説。音楽は「バーシティ・ブルース」のマーク・アイシャム。出演は「スウィート・ノベンバー」のキアヌ・リーヴス、「パーフェクト・ストーム」のダイアン・レイン、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のジョン・ホークス、「ルームメイト」の D・B・スウィニーほか。
ユーザーレビュー
「陽だまりのグラウンド」のストーリー
コナー・オニール(キアヌ・リーヴス)は、ギャンブルにのめり込んで人生を踏み誤った男。借金の取り立てに苦しむ彼は、保険会社に勤める幼なじみのジミー(マイク・マッグローン)を訪ね、借金を申し込む。そこでジミーが持ち出したのは、週500ドルで 少年野球チームキカンバスのコーチをする仕事だった。翌日からコーチ稼業を始めたコナーは、学校教師のエリザベス(ダイアン・レイン)らと交流しつつ、シカゴの低所得住宅で生活する子供たちにとって、野球がどれほどかけがえのない楽しみであるかを知っていく。最初は弱かったキカンバスはやがて連戦連勝を重ねるようになるが、とあるもめ事をきっかけに、コナーは借金の方がついたらコーチを辞任することを口走ってしまい、子供たちとの間に確執ができる。その夜、コナーはギャンブルで1万2千ドルの賭けに勝つが、彼の心に自分への疑問が生まれる。激しい葛藤の末、コナーは子供たちの元へ駆け戻った。分かちがたい絆で結ばれた彼と子供たちだったが、メンバーのGベイビー(ドウェイン・ウォレン)が自宅のアパート付近で発砲事件に巻き込まれて死亡するという悲しい事件が起こる。しかしそれにより、コナーはますます子供たちに野球を教える決意を固め、葬儀のあと、キカンバスは再び練習を始めるのだった。
「陽だまりのグラウンド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「陽だまりのグラウンド」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2002年4月20日 |
上映時間 | 106分 |
製作会社 | ファイアーワークス・ピクチャーズ=ナイデス・マコーミック・プロダクションズ=トリン・ロビンス・プロダクションズ |
配給 | ギャガ=ヒューマックス=松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD/DTS |
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