解説
米軍の白人兵士とネイティヴ・アメリカンの通信兵の交流を描いた異色戦争映画。監督・製作は「M:I-2」のジョン・ウー。脚本は「ブローン・アウェイ 復讐の序曲」のジョン・ライスとジョー・バッター。撮影は「M:I-2」のジェフリー・キンボール。音楽は「ビューティフル・マインド」のジェームズ・ホーナー。美術は「交渉人」のホルガー・グロス。出演は「コレリ大尉のマンドリン」のニコラス・ケイジ、「スノー・ステーション」のアダム・ビーチ、本作がデビューのロジャー・ウィリー、「ザ・コンテンダー」のクリスチャン・スレーター、「ショコラ」のピーター・ストーメア、「ノンストップ・ガール」のマーク・ラファロ、「ブラックホーク・ダウン」のブライアン・ヴァン・ホルト、「オーロラの彼方へ」のノア・エメリッヒ、「A.I.」のフランシス・オコーナーほか。
映画館で観る
配信で観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ウインドトーカーズ」のストーリー
1943年。ハワイ島キャンプ・タラワで、ナバホ族の暗号通信兵であるヤージー(アダム・ビーチ)とホワイトホース(ロジャー・ウィリー)は、自分たちの護衛に任命された白人軍曹のエンダーズ(ニコラス・ケイジ)とオックス(クリスチャン・スレーター)に出会う。しかしエンダーズはヤージーに冷たかった。1944年6月16日、彼ら第2偵察隊はサイパン島に上陸し、日本軍と激しい銃撃戦を展開する。戦闘を生き抜くたびに、エンダーズとヤージーの間にも連帯感が生まれていった。だが日本人村で日本軍の奇襲にあった時、危機が迫ったホワイトホースを助けようとして、オックスは戦死。そして日本軍の手におちかけたホワイトホースを、エンダーズは軍の命令に従い、悩みながらも手榴弾で殺してしまう。それを知ったヤージーはエンダーズを恨み、自暴自棄になって戦闘へとのめり込む。そんなある時、盲進するヤージーを追って敵陣に乗り込んだエンダーズたちは、絶体絶命の危機に立たされた。エンダーズはヤージーをかばい、無線機を敵から奪って軍に爆撃の要請を出すが、胸を撃たれてしまい、ヤージーの腕の中で息絶える。やがて自らの故郷であるモニュメント・バレーに帰ったヤージーは、そこでエンダーズを弔うのだった。
「ウインドトーカーズ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ウインドトーカーズ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 戦争 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2001 |
公開年月日 | 2002年8月24日 |
上映時間 | 134分 |
製作会社 | ライオン・ロック・プロダクション(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・ピクチャーズ 提供) |
配給 | 20世紀フォックス映画 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD/DTS/SDDS |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2002年8月下旬号 |
特集 「ウインドトーカーズ」 ニコラス・ケイジ インタビュー 特集 「ウインドトーカーズ」 ジョン・ウー監督 インタビュー 特集 「ウインドトーカーズ」 ジョン・ウー論 特集 「ウインドトーカーズ」 時代背景を探る 特集 「ウインドトーカーズ」 作品評 |
2002年9月下旬号 | 劇場公開映画批評 ウインドトーカーズ |
2002年10月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 ウインドトーカーズ |