解説
1本の丸太から生まれたいたずら小僧を描く、カルロ・コッローディの童話「ピノッキオの冒険」の映画化。監督・脚本・主演は「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニ。製作・出演はベニーニの公私共のパートナーであるニコレッタ・ブラスキ。共同脚本は「ライフ・イズ・ビューティフル」のヴィンチェンツォ・チェラーミ。撮影は「レッド・ドラゴン」のダンテ・スピノッティ。音楽は「ライフ・イズ・ビューティフル」「息子の部屋」のニコラ・ピオヴァーニ。美術・衣裳はこれが遺作となったダニーロ・ドナーティ。編集は「ライフ・イズ・ビューティフル」のシモーナ・パッジ。共演は「女の望遠鏡」のカルロ・ジュフレ、「ムッソリーニとお茶を」のミーノ・ベッレイ、歌手でもあるペッペ・バーラ、「愛のめぐりあい」のキム・ロッシ・スチュアート、「ボイス・オブ・ムーン」のフランコ・イァヴァローネ、コミック・デュオのブルーノ・アレーナとマックス・カヴァラリ、「哀しみの伯爵夫人」のコルラード・パニ、「海の上のピアニスト」のルイス・モルテーニほか。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
ユーザーレビュー
「ピノッキオ」のストーリー
突然転がってきた大きな棒っきれを削り、ジェッペットじいさん(カルロ・ジュフレ)は人形をこしらえる。するとこの人形は動き出し、いたずら小僧のピノッキオ(ロベルト・ベニーニ)となった。ピノッキオは学校に行く途中、教科書を売った金であやつり人形の芝居を観に行ってしまい、そこの火喰い親方(フランコ・イァヴァローネ)に食べられそうになる。だが親方の同情を買うために嘘をつき、金貨をもらうが、そのあと嘘をつくことがクセになり、やがてバチが当たって嘘をつくと鼻が伸びるようになった。悪友ルシーニョロ(キム・ロッシ・スチュアート)と出会ったピノッキオは、ますます悪いことを繰り返し、ついにルシーニョロ共々ロバにされてしまう。ロバになったピノッキオはサーカスに売られるものの、やがて海に沈められ、もとのあやつり人形に戻った。そしてサメに食われてしまう。ところがサメの腹の中で、ピノッキオを探して飲み込まれてしまったジェッペットじいさんと再会。2人はなんとか脱出、帰路へ。心を入れ替えたピノッキオは、人間の少年に変身。たが、良い子になったピノッキオの影は、かつてのいたずら小僧のように蝶を追いかけていくのだった。
「ピノッキオ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ピノッキオ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ファミリー ファンタジー |
製作国 | イタリア アメリカ |
製作年 | 2002 |
公開年月日 | 2003年3月21日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | メランポ・チネマトグラフィカ(ミラマックス・インターナショナル 提供) |
配給 | アスミック・エース |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://www.love-italy.net/pinocchio/ |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2003年3月下旬号 |
特集 「ピノッキオ」 ロベルト・ベニーニ インタビュー 特集 「ピノッキオ」 イタリアの文化の発露 特集 「ピノッキオ」 フェリーニへのオマージュ |
2003年4月下旬号 | 劇場公開映画批評 ピノッキオ |
2003年5月下旬号 | 日本映画紹介/外国映画紹介 ピノッキオ |