ライフ・イズ・ミラクル
らいふいずみらくる Life is a Miracle
解説
旧ユーゴスラビア崩壊を背景に、セルビア人男性とムスリム人女性の恋愛をパワフルに描いたラヴ・ストーリー。監督・製作・脚本・音楽は「SUPER8」のエミール・クストリッツァ。撮影は「GO!GO!L.A.」のミシェル・アマチュー。美術は「黒猫・白猫」に続いてクストリッツァ監督とのコンビになるミレンコ・イェレミッチ。編集は「SUPER8」のスヴェトリク・ミカザイッチ。出演は「アンダーグラウンド」のスラヴコ・スティマチ、新進のナターシャ・ソラック、ヴク・コスティッチ、「ユリシーズの瞳」のヴェスナ・トリヴァリッチ、「歌っているのはだれ?」のアレクサンダル・ベルチェク、これが映画デビューとなるストリボール・クストリッツァ(監督の実息子)ほか。
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「ライフ・イズ・ミラクル」のストーリー
1992年、内戦勃発直後のボスニア。セルビアとの国境に近い村に家族と共にやってきた鉄道技師のルカ(スラヴコ・スティマチ)は、のんびりしたここでの暮らしを満喫していた。しかしそんな彼にも、内戦と無縁ではいられなくなる日が来る。最愛の息子ミロシュ(ヴク・コスティッチ)は兵隊に取られ、都会の生活が忘れられないオペラ歌手の妻ヤドランカ(ヴェスナ・トリヴァリッチ)はハンガリー人のミュージシャンと駈け落ち。さらに、前線に派遣された息子は敵側の捕虜になってしまう。そんな中でルカは、息子の捕虜交換要員として捕らえられたムスリム人女性のサバーハ(ナターシャ・ソラック)を、家で人質として預かることになる。奇妙な同居生活を送るうち、彼女とルカの間にはいつしか愛が芽生えていく。だが二人の夢のような幸福の時は長く続かなかった。男と別れたヤドランカが帰ってきたうえ、ミロシュとサバーハの捕虜交換の日が近づいてくる。葛藤したルカは、サバーハと共に二人で逃げる決心をするが、その途中で足を兵隊に撃たれてしまう。そのまま捕虜交換の場へ出向いた彼は、帰ってきた息子を出迎え、家族は元のさやに戻った。だがやはりサバーハをあきらめられないルカは、無理に停車させた列車からサバーハを降ろし、ロバに乗せていくのだった。
「ライフ・イズ・ミラクル」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ライフ・イズ・ミラクル」のスペック
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