解説
3度目の結婚が決まった女性が、2番目の夫だった男性と再会、最初の夫との間の子を引き取ってほしいと伝えたことから始まる、家族の絆の物語。監督・脚本は「そして僕らは恋をする」のアルノー・デプレシャン。出演は「リード・マイ・リップス」のエマニュエル・ドゥヴォイス、「ミュンヘン」のマチュー・アマルリック。本作でマチュー・アマルリックは2005年セザール賞主演男優賞を受賞。その年の最も優れた仏映画に捧げられるルイ・デュリック賞受賞作品。
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「キングス&クイーン」のストーリー
パリで画廊を営み、近々結婚が控えているノラ(エマニュエル・ドゥヴォス)。彼女には最初の夫である今は亡きピエール(ジョアサン・サランジェ)との間に生まれた子エリアス(ヴァランタン・ルロン=ダルモン)がいるが、現在ノラの父親(モーリス・ガレル)の元で暮らしている。父親の誕生日に二人を訪れたノラは、父が末期のガンに冒され、余命幾ばくもないことを知る。ノラの脳裏に、ピエール亡き後、必死に暮らしてきた日々が蘇る。ノラは婚約者にイスマエル(マチュー・アマルリック)を捜索させる。ノラとイスマエルは一年前まで夫婦同然に暮らしてきた仲であり、自分の息子同然にエリアスを育ててくれたイスマエルは祖父以外に息子がなついた唯一の男性だった。イスマエルの居場所を突き止めたノラは、唐突に「エリアスを養子にして欲しい」と切り出す。ヴィオラ奏者のイスマエルは、精神病院に強制入院させられていた。弁護士いわく、どうやら黒幕がいるらしい。ノラの父の葬式。部屋の片づけを始めると、遺稿の中にノラは父から娘へのあまりにも残酷なメッセージを発見する。精神病院での生活にも順応してきた頃、退院の日を迎えたイスマエル。強制入院させたのは、どうやら同僚のクリスチャンらしい。彼を訪れると、彼は楽団を一方的に解雇され、家やヴィオラを失う。途方に暮れたイスマエルは、実家に戻る。しかしそれはエリアスを養子にとるための書類に父のサインを頼むためでもあった。エリアスを人間博物館に連れ出すイスマエル。そこで彼はエリアスに養子について、そして人生のアドヴァイスを真摯に語る。二人を待つノラは、駆け寄ってくるエリアスとイスマエルを見た時、彼女もまた大切なことに気がつくのだった。
「キングス&クイーン」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「キングス&クイーン」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2004 |
公開年月日 | 2006年6月17日 |
上映時間 | 150分 |
製作会社 | Why Not Productions=France 2 Cinema |
配給 | boid |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | http://www.kingsqueen.com/ |
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