解説
35歳、男なし、金なし、仕事なし……だけれど、孤独を受け入れ、自然体で生きるヒロインの姿を描いた女性ドラマ。「ヴァイブレータ」の主演・寺島しのぶ、監督・廣木隆一、脚本・荒井晴彦が再結集。原作は、絲山秋子のデビュー作『イッツ・オンリー・トーク』。
ユーザーレビュー
「やわらかい生活」のストーリー
35歳。独身。一人暮らし。一流大学卒業後、一流企業の総合職、バリバリのキャリアウーマンだった優子(寺島しのぶ)。しかし、両親と親友の突然の死をきっかけに、うつ状態へ落ち込む。仕事も、男も、全てを失った。人生はどん底のまま、出会い系サイトで知り合った50歳の“趣味のいい痴漢”である建築家Kさん(田口トモロヲ)に連れられてきた蒲田を不思議と気に入り住みはじめる。理由は、この町には下町のような”粋”はないけど、今の無気力な自分をまるごと受け入れてくれる温かさがあるから。「俺のビッグマックを盗ったトンビを45オートで撃ち殺した」と自慢する、まだ幼さの残るうつ病のやくざ(妻夫木聡)、「できないんだ。EDなんだ」と告白する元同級生でEDの議員、本間(松岡俊介)。そして、競馬ですって車を駐車場から出せないから泊めてくれと突然現れた、能天気ないとこの祥一(豊川悦司)が優子の周りに集まってくる。彼らとの関わりの中で、少しずつ優子の固くなっていた心がほぐれていく。夏から秋へ。ゆるやかに結びついていた彼らとの関係は、ゆるやかに変化していくが、それは優子にとっても新しい時間へのはじまりでもあった。
「やわらかい生活」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「やわらかい生活」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2005 |
公開年月日 | 2006年6月10日 |
上映時間 | 126分 |
製作会社 | ハピネット・ピクチャーズ/衛星劇場/住友商事/スカパー・ウェルシンク |
配給 | 松竹 |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
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