解説
インドからアメリカへと移住した若い夫婦が、新しい家族を作り上げていく軌跡を描いたヒューマン・ドラマ。ピューリッツァー賞作家ジュンパ・ラヒリのベストセラー小説を、「モンスーン・ウェディング」のミーラー・ナーイルが監督。出演は、インドの演技派女優タブー、「ダージリン急行」のイルファン・カーン、「英雄鉄板伝説」のカル・ペン。
ユーザーレビュー
「その名にちなんで」のストーリー
1974年、インド。コルカタの学生アショケ・ガングリー(イルファン・カーン)は、ジャムシェドプルに住む祖父を訪ねようと、列車で旅に出た。道中、親しくなった老人から、海外に出て経験を積むようすすめられる。その直後、列車が転覆、夜の闇に放り出されたアショケは、手に握りしめていたニコライ・ゴーゴリの本が目印となり、奇跡的に救出される。3年後、老人のアドバイスに従ってアメリカの大学で学んでいたアショケは、コルカタで親のすすめる相手と見合いをする。相手のアシマ(タブー)は、料理と英語が得意な美しい娘だった。「家族や友達と離れ、アメリカでひとりになっても大丈夫か?」というアショケの父の問いに、「ひとりじゃなく、ふたりでしょう?」と答えるアシマ。その瞬間、アショケはアシマに恋をした。そして数週間後、家族や親戚に祝福され盛大な結婚式を挙げたふたりは、アメリカへと旅立つ。アシマがアメリカでの生活に慣れてきた頃、ふたりの間に元気な男の子が生まれる。ふたりとも子供の正式な名前は決めていなかったが、子供を愛称で呼ぶ故郷の慣習に従い、ゴーゴリと名付ける。アショケにとって、息子の誕生は、列車事故から救われたことに続く“2番目の奇跡”だったからだ。ゴーゴリが小学校にあがる頃になって、息子の正式な名前をニキルと決めたふたりだったが、ゴーゴリの方がいいという本人の主張を聞き入れ、名前はゴーゴリのままとなる。しかし、そんなゴーゴリ(カル・ペン)も、高校生になる頃には自分の名前を嫌うようになる。「よりによって、変人のロシア人作家と同じ名前だなんて!」と不満に思う彼は、高校の卒業祝いに父から「ゴーゴリ短編集」を贈られても喜ばなかった。そして、大学生になったゴーゴリは、名前をニキルに改めようと決意するのだが……。
「その名にちなんで」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「その名にちなんで」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | ドラマ |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2007年12月22日 |
上映時間 | 122分 |
製作会社 | ミラバイ・フィルム=シネ・モザイク・プロダsクション=ミーラー・ナーイル・フィルム |
配給 | 20世紀フォックス |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |