解説
ラジオが輝いていた70年代を舞台に、病に倒れながらもひたむきに生きる少年の姿を描いたドラマ。鬼塚忠の同名小説を「渋谷区円山町」の永田琴が映像化。出演は「遠くの空に消えた」の神木隆之介、「日本沈没」の福田麻由子、「バブルへGO!!タイムマシンはドラム式」の広末涼子、「父と暮らせば」の原田芳雄ほか。
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【DVD】Little DJ 小さな恋の物語
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「Little DJ 小さな恋の物語」のストーリー
真夜中3時。FM局のディレクター海乃たまき(広末涼子)は、担当番組の打ち切りを宣告される。落ち込むたまきの耳に飛び込んできたのは、キャンディーズの「年下の男の子」。それは、ラジオの楽しさを教えてくれた高野太郎(神木隆之介)との思い出の曲だった…。1977年、函館。野球好きの父、正彦(石黒賢)の影響で野球選手を目指し、ラジオを聞きながら庭で素振りをするのが太郎の日課であった。しかし、学校で何度も倒れてしまった太郎を母ひろ子(西田尚美)は心配し、太郎の叔母かなえ(村川絵梨)が勤める海辺の病院に連れていく。血液検査の結果、太郎は即時入院。採血、点滴、味気ない食事。その日から痛くて退屈な病院生活が始まった。そんな毎日にウンザリしてきた頃、太郎の担当医の父、高崎雄二(原田芳雄)の発案で、太郎がDJをする番組を病院内で放送することになる。その放送によって病院内は和やかな優しい空気に変化し始め、太郎も一躍、病院の人気者になっていく。その後、太郎の血液検査の結果はわずかながら回復し、4人部屋への移動を許された。無愛想な捨次(松重豊)、温和な結城(三石研)、無口な老女タエ(森康子)らと触れ合ううちに、太郎は生きることや死ぬこと、そして愛するということを考え始める。しかし突然、結城が息を引き取り、そのベッドに太郎より1つ年上のたまき(福田麻由子)が移動してくる。太郎は一目で恋に落ち、一緒にラジオを聞いたり、たわいのない話を交わす日々が続くが、やがてたまきは退院する。想いを伝えられなかった太郎は気力を失い、放送も中断せざるを得なかった。ところがある日、たまきが太郎の見舞いにやってくる。ひろ子が席を外した隙に、太郎はたまきを連れて病院を抜け出し、映画を観に行く。その後、ふたりは函館山へと向かい、そこで太郎はたまきにある告白をする……。
「Little DJ 小さな恋の物語」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「Little DJ 小さな恋の物語」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2007年12月15日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | アットムービー |
配給 | デスペラード |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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