解説
セルゲイ・ルキヤネンコのベストセラー小説を映画化し、ロシア映画のイメージを覆したバトル・ファンタジー「ナイト・ウォッチ/NOCHNOI DOZOR」の続編。ロシアで3000万ドルの興行成績を記録した。監督、主演は前作に引き続きそれぞれ、ティムール・ベクマンベトフとコンスタンチン・ハベンスキーが務めている。
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ユーザーレビュー
「デイ・ウォッチ」のストーリー
超能力を持つ者は光と闇に分かれ、「光の異種」「闇の異種」と呼ばれる。数世紀の戦争の後、光の王ゲッサー(ウラジーミル・メニショフ)と闇の王ザヴロン(ヴィクトル・ヴェルズビツキー)は休戦協定を結び、ナイト・ウォッチは闇の者を、デイ・ウォッチは光の者を互いに監視することになった。しかし12年前、光の異種アントン・ゴロデツキー(コンスタンチン・ハベンスキー)は闇の魔女を使い妻に呪いをかけ、胎内の息子を殺しかけた。そのため息子イゴール(ディマ・マルティノフ)は闇側についた。中世、ウズベキスタン東部サマルカンドにある難攻不落の砦。ティムールの軍勢が侵入し、運命を変える「運命のチョーク」を奪う。現代のモスクワ。アントンは研修生スヴェトラーナ(マリア・ポロシナ)とパトロール中、人間襲撃の報を受ける。犯人の闇の異種を見つけるが、アントンは深追いを禁じる。犯人はイゴールで、帽子を残していった。イゴールの教育係ガリーナはアントンに、異種たちを取り締まる審問官がイゴールを逮捕する危険があると伝える。アントンは光側の資料庫に保管された帽子を盗み、運命のチョークの情報も仕入れる。しかしその間にガリーナが殺される。彼女が最後に会ったのはアントンだった。ゲッサーはアントンと魔女オリガを肉体交換させ、スヴェトラーナの家に身を隠させる。相手をオリガだと思ったスヴェトラーナはアントンへの恋心を告白するが、それを聞いた彼は正体を明かす。闇側からガリーナ殺しで処刑申請が審問官に出され、アントンは指名手配に。彼はチョークを手に入れるためサマルカンドに飛ぼうとするが、オリガにその在処を教えられ、手に入れる。アントンがチョークでイゴールの名前を書くと、彼が現れる。しかし父子の関係は修復できなかった。イゴールはチョークを盗んでいく。アントンは、闇の者たちが集うイゴールの誕生パーティーに1人で乗り込み、やがて、スヴェトラーナもやってくる。しかし、イゴールとスヴェトラーナは、衝突すれば世界が崩壊するという“偉大な異種”だった。ふたりの衝突で、モスクワの街は大破壊に見舞われる。その先にあるのは、世界の崩壊。それを食いとめることができるのは、「運命のチョーク」しかないのだが……。
「デイ・ウォッチ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「デイ・ウォッチ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ファンタジー |
製作国 | ロシア |
製作年 | 2006 |
公開年月日 | 2008年2月16日 |
上映時間 | 131分 |
配給 | 20世紀フォックス |
レイティング | |
カラー/サイズ | カラー |
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2008年3月下旬号 | 劇場公開映画批評 デイ・ウォッチ |