解説
大手企業のOLと音大生の恋を、繊細なタッチで描くラブ・ストーリー。出演は、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程」の坂井真紀、「リンダリンダリンダ」の小林且弥、「ソナチネ」の渡辺哲。監督は、短編「トマトジュース」で2004年水戸短編映像祭ケイブフィルムズ賞を受賞した齋藤孝。エンディングテーマは、おおはた雄一が担当。
ユーザーレビュー
「ビルと動物園」のストーリー
原田香子(坂井真紀)は、東京の大手企業に勤めるOL。窓拭きのアルバイトをしている音大生・大村慎(小林且弥)は、窓越しに出会った香子に一目惚れをする。慎の先輩・一太(山口祥行)はビルを動物園に見立てて、仕事中の人間観察を楽しんでいた。そんな一太は香子を「テン」、慎を「キリン」として2人を繋いだのだった。香子は上司の杉浦(勝村政信)と不倫中だが、妊娠中絶を促されたり、デートをキャンセルされたりと傷つく日々を過ごしていた。ある夜、慎は電話で香子を誘い居酒屋で飲む。そして慎は、次のデートに動物園へ誘う。後日、香子は杉浦の妻の妊娠を知り、ショックを受ける。そして職場の先輩の送別会で酒を強要され、取り乱す。その帰り道、動物園の半券を見つけた香子は慎に会いに行く。ある日、香子の父・史郎(渡辺哲)が見合いを勧めに上京する。香子は父に慎を紹介する。しかし史郎は、将来のことをどこまで考えているのかと慎に説教をする。慎は母校で教育実習を始める決意をする。一方、香子は不倫関係に終止符を打ち、会社を辞め実家へ帰る。言葉はないが父の愛に触れ、香子の中で何かが変わる。そして香子は東京に戻る。転職した香子と教員を目指す慎は、それぞれの道を進み始める。
「ビルと動物園」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ビルと動物園」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ラブロマンス |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2007 |
公開年月日 | 2008年7月19日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | 「ビルと動物園」製作委員会(オフィスハタノ=アートポート=リキプロジェクト=ギャングスター) |
配給 | アートポート |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
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2008年8月下旬号 | 劇場公開映画批評 「ビルと動物園」 |