解説
80年代のバンドブームにデビューし、40代を迎えた3人のミュージシャンが共同で作曲する姿を通じ、現在の40代の姿を捉えたドキュメンタリー。監督は「ナビィの恋」の中江裕司。出演ミュージシャンは「魁!!男塾」などで俳優としても活躍する浜崎貴司の他、大沢伸一、桜井秀俊。その他、40代の有名人へのインタビューも。
ユーザーレビュー
「40歳問題」のストーリー
日本中がバンドブームに沸いた80年代。若者たちはこぞって音楽活動に熱中、インディーズレーベルが隆盛を極め、アマチュアバンドの登竜門となる番組が人気を集めた。ロックが鳴り止む日など来るはずがないと思えた時代。あれからおよそ20年。かつて時代をリードした若者たちも21世紀に入り、40代を迎えた。そして呼び集められた3人のミュージシャン。“イカ天初代グランドチャンピオン”として華々しいデビューを飾った“FLYING KIDS”の元ヴォーカル浜崎貴司(43)。バンド“Mondo Grosso”としてデビューした大沢伸一(41)。“真心ブラザーズ”としてデビューし、音楽以外にもマルチな才能を発揮する桜井秀俊(40)。同じ音楽業界に籍を置きながらも活躍するフィールドの違う3人は、“40代”という共通点だけで集められ、テーマソングを一緒に作るという課題を与えられる。社会の変化、体力の衰えに不安を感じつつも、離婚、育児、親の介護と生活の中に問題は山積み。40代を迎えた彼らはどうやって音楽と人生を両立させているのか。創作の過程で表れてきたのは、それぞれの音楽に対する想い、家族への愛、そして生き方であった。ついに彼らは渾身の1作“LOST CONTROL”を完成。2008年9月7日にC.C.Lemonホールで一夜限りのスペシャルユニットを結成する。こうして3人のミュージシャンを追う一方、30代のスネオヘアー(37)をナビゲーターに迎え、リリー・フランキー(44)、箭内道彦(44)、角田光代(41)、小川直也(40)、新田恵利(40)といった40代の著名人たちにインタビュー。次々と遭遇する人生の難問に、時に笑い、時に怒り、時に泣き、そして歌う彼らの実像に迫る。
「40歳問題」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「40歳問題」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2008年12月20日 |
上映時間 | 87分 |
製作会社 | 「40歳問題」製作委員会(エピックレコードジャパン=ジョリー・ロジャー=キネマ旬報社=中央映画貿易=ボイス&ハート) |
配給 | ジョリー・ロジャー |
レイティング | |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | DTS |
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