解説
カメラマンの男が依頼を受けて女を盗撮し続けるが、ある事件をきっかけに、彼女の妖艶さに心を奪われていく。写真家として第一線を走り続けてきた操上和美の初監督作品。出演は、「隠し剣 鬼の爪」の永瀬正敏、「たそがれ清兵衛」の宮沢りえ、「パコと魔法の絵本」の役所広司、「サウスバウンド」の天海祐希。
ユーザーレビュー
「ゼラチンシルバーLOVE」のストーリー
カメラマンの男(永瀬正敏)はコンクリートに囲まれた部屋で、運河を隔てた向かいの家にいる女(宮沢りえ)の姿を24時間、ビデオカメラで盗撮していた。女の部屋は一面窓に囲まれており、女は無造作に平積みされた本を読む。キッチンにはステンレスの鍋があり、女は卵をきっちり12分30秒ゆでて食べる。女はゆで卵を食べると、ファッションモデルのように着飾り家を出ていく。女が外出すると男も家を出て、港湾や街の写真を撮って歩く。それから、彼の持つカメラを褒める女店主(天海祐希)のいるバーで、1人で静かに過ごすのだった。男は大型の液晶テレビを買い、こうして来る日も来る日も撮影した女の映像を映し出す。そして、撮影したテープを袋に詰め、依頼人(役所広司)に渡す。ある日男は、高級車がガードレールに衝突した交通事故の現場に出くわす。車の中には、額から血を流して死んでいる男がいた。事故現場に群がる人だかりの中に、女を見つける。男は思わずカメラのシャッターを切る。写真を撮り続けているうちに、男は女の妖艶さに心を奪われ、彼女を追跡し始める。いつしか男は撮影することをやめ、彼女の監視人となる。そして、ついに彼女の正体を知ることになる。
「ゼラチンシルバーLOVE」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ゼラチンシルバーLOVE」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2009年3月7日 |
上映時間 | 87分 |
製作会社 | オニマクリスプラナ製作委員会(ピラミッドフィルム=ファントム・フィルム=博報堂DYメディアパートナーズ=東北新社=ジェネオン エンタテインメント) |
配給 | ファントム・フィルム |
レイティング | 不明 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
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2009年3月下旬号 | REVIEW 日本映画 「ゼラチンシルバーLOVE」 |