解説
沢木耕太郎の同名ルポタージュを、東京藝術大学映像研究科の学生が監督し映画化。くず拾いやゴミ屋敷の主など、社会の片隅に生きる人々を描いたオムニバス作品。新たに取材も試み、現代という時代性を取り入れた。出演は、「浪人街」の石橋蓮司、「髪がかり」の夏木マリ、「のど自慢」の室井滋、「接吻」の小池栄子。
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「人の砂漠」のストーリー
「屑の世界」山義秀(石橋蓮司)は閑静な住宅街の一角で、くず鉄の仕切り場を営んでいる。くずを集めて生活する“曳き子”たちは山を慕い、彼らにとって不可欠な存在となっていた。しかし静かな町づくりを推進する区議会は、仕切り場の強制移転を言い渡す。立ち退きを断固拒否する山は、仕事を失うくず集めの人たちへ、退職金代わりの餞別を用立てることを思いつき、盗みを始める。「鏡の調書」70歳の天才詐欺師・笠原きよら(夏木マリ)が、突然田舎町にやってくる。町民たちは集団催眠にかかったように、次々ときよらに騙されていく。「おばあさんが死んだ」ゴミ屋敷の主・野口郁子(室井滋)は、近隣住民と関わろうとせず、生活保護も頑なに拒んでいた。そんな彼女の謎に包まれた半生が、1冊の日記によって明かされていく。「棄てられた女たちのユートピア」家族や男に棄てられた元売春婦たちが集まる施設がある。そこで、篠原いちこ(小池栄子)が暴れ出す。
「人の砂漠」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「人の砂漠」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2010 |
公開年月日 | 2010年2月27日 |
上映時間 | 121分 |
製作会社 | 「人の砂漠」製作委員会(東京藝術大学=衛星劇場=トランスフォーマー=電通キャスティングアンドエンタテインメント) |
配給 | 東京藝術大学(配給協力 ティ・ジョイ) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ステレオ |
公式サイト | http://www.fnm.geidai.ac.jp/hitonosabaku/ |
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2010年3月下旬号 | REVIEW 日本映画 「人の砂漠」 |