解説
フランスの国民的絵本を映画化。60年代のフランスを舞台に、少年ニコラの心温まるドラマを描く。本国で3週連続興業成績第1位を記録。監督は「モリエール 恋こそ喜劇」のローラン・ティラール。ニコラ役は本作が長編デビューとなるマキシム・ゴダール。共演は、「モンテーニュ通りのカフェ」のヴァレリー・ルメルシェ。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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ミャーノフ大佐
少年達が主人公の映画。少年が主人公の映画と言えば「プロヴァンス物語」が思い出される。この映画の時代背景は、あの箱形のテレビや車の形などから1960年代であろうか。学校の先生は厳しいが、友だち同士で遊び回る。そんな日常を描いている。
スタートのクレジットが良いねぇ。洒落ている。
コメディ映画なんだけど、ルイ・ド・フュネスに代表されるようなドタバタ喜劇はちょっとついていけないんだけど、この映画はそれほどドタバタしてないで、途中、途中で大笑いさせてくれる。まあ、それでもこんな物かな。この手の映画で大感動は難しいだろうなあ。
主人公ニコラのおかあさん役、ちょっと年寄りすぎない?もっと若くて美しいと良かった。それと、社長夫妻を食事に招いたシーン、もっとおかしく、面白く出来たのでは。
全体の感想として、もっとコメディを詰め込んでほしかったなあ。コテコテじゃなくてウィットのとんだコメディをたくさん入れてほしかった。
「プチ・ニコラ」のストーリー
ニコラ(マキシム・ゴダール)は、父親(カド・メラッド)と母親(ヴァレリー・ルメルシェ)と暮らす小学生の男の子。学校でも優しい先生(サンドリーヌ・キベルラン)、友人たちに囲まれ、幸せに過ごしている。ある日、両親の会話から、ニコラは母親にもうすぐ赤ちゃんが生まれると信じ込む。そして、弟が生まれたら自分は大事にされなくなり、“親指小僧”のように森に捨てられてしまうと思い込む。ニコラは自分が必要な存在であることを示そうと、両親のいない間に掃除をしたり、母親にプレゼントをしたりする。しかし一生懸命すればするほど裏目に出てしまい、かえって両親の怒りを買ってしまう。ニコラは作戦を変更し、仲間たちと赤ちゃんがいなくなる計画を考えるが、ニコラたちのとんでもないアイデアのために町全体がパニックになってしまう。ニコラは赤ちゃんにいなくなってもらう方法を見つけるが、小さな弟がうまれたばかりの友達に会う。その友達はニコラに、兄になる素晴らしさを伝える。ニコラは急いで家に帰り、弟ができる嬉しさを両親に伝える。しかしそれが誤解だとわかると、自分の幸せを考えてくれていないとふてくされてしまう。数日後、ニコラの母親の妊娠がわかる。弟ができたことを喜んだニコラは、生まれてくる日を指折り数えて待つ。しかし、生まれたのは妹だった。素直に喜ぶことができないニコラだったが、両親と親戚が集まって喜ぶ姿を見て、みんなを笑顔にできる人になりたいと考えるようになる。
「プチ・ニコラ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「プチ・ニコラ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2009 |
公開年月日 | 2010年10月9日 |
上映時間 | 91分 |
製作会社 | Fidelite Films |
配給 | コムストック・グループ=フェイス・トゥ・フェイス(日本総代理店 ジーケージャパンエージェンシー) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://www.petitnicolas.jp/ |
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2010年10月下旬号 | REVIEW 外国映画 「プチ・ニコラ」 |