デンデラ

でんでら
上映日
2011年6月25日

製作国
日本

制作年
2011
上映時間
118分

レーティング
一般映画
ジャンル
社会派 ドラマ

check解説

佐藤友哉の同名小説を「世界で一番美しい夜」の天願大介監督が映画化。70歳になると老人を姥捨てする風習が残る山間部を舞台に、捨てられた老婆たちが困難な状況に立ち向かっていく姿を描く。出演は「ジーン・ワルツ」の浅丘ルリ子、「あしたのジョー」の倍賞美津子、「必殺!5 黄金の血」の山本陽子、「武士の家計簿」の草笛光子。
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「デンデラ」のストーリー

雪が積もった貧しい山村。70歳を迎えた斎藤カユ(浅丘ルリ子)は村の掟に従って息子に背負われ、姥捨ての場所であるお参り場へと向う。一人お参り場に残された彼女は、極楽浄土へ行けると信じながら体力が尽きて倒れる……。カユが見知らぬ建物の中で目を覚ますと、周りにはカユよりも前にお参り場へ捨てられた老女たちがいた。すでに亡くなったと思っていた彼女らはデンデラという共同体を作って今も生きていたのだ。カユはデンデラを作った三ツ屋メイ(草笛光子)の元へと連れて行かれる。メイは30年前に山へ捨てられたが生き残り、この場所を作り始めた。そして自分たちを捨てた村人に復讐するため、村を襲撃できるだけの老女が集まるのを待っていたのだ。カユは丁度50人目のデンデラ入居者。時が満ちたと感じたメイは計画の実行を宣言する。だが一刻も早く極楽浄土へ行きたいと願っていたカユは、その考えに賛成できなかった。椎名マサリ(倍賞美津子)も復讐には反対で、それより自分たちが冬を生き延びるための食糧を蓄えるべきだと主張した。すでに生きる望みを持たないカユは、マサリの意見にも同調できなかった。そんな中、カユはデンデラで、自分の唯一の親友だった黒井クラ(赤座美代子)と再会。元々体が不自由だったクラは、早く姥捨てされて神に召されたいと願っていたが、その彼女までもが死ぬのを怖がって生き続ける姿にカユの心は揺らぐ。狩猟のエキスパートで、現実的に物事を見つめて行動する浅見ヒカリ(山本陽子)らと触れ合いながら、ここで暮らし始めたカユだが、これからどう生きていけばいいのか気持ちは定まらなかった。やがてメイの計画が機を熟し始めた頃、カユの気持ちを変える衝撃の事件が持ち上がる。再び生きる気力を取り戻したカユが向かう先に待っていたものとは……。

「デンデラ」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「デンデラ」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派 ドラマ
製作国 日本
製作年 2011
公開年月日 2011年6月25日
上映時間 118分
製作会社 「デンデラ」製作委員会(制作プロダクション ザフール/制作協力 庄内映画村/企画協力 新潮社)
配給 東映
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 ドルビーSRD

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