解説
イタリアで法律によって精神病院が閉鎖された実話をもとに作られたコメディ。病院を出た元患者たちと労働組合員が一体となって困難を乗り越え、前向きに生きていく姿を描く。出演は、「エーゲ海の天使」のクラウディオ・ビジオ。2008年ローマ映画祭招待作品、2009年イタリア・ゴールデングローブ賞受賞。
ユーザーレビュー
「人生、ここにあり!」のストーリー
1983年、活気溢れるミラノの労働組合員ネッロ(クラウディオ・ビジオ)は正義感が強く、労働の近代化や市場に対して情熱を傾けていた。しかし労働組合のために出した本が型破りだとされ、所属していた組合から異動を命じられる。ネッロが行き着いたのは、精神病院の患者たちを地域に戻し、一般の社会で暮らせるようにするというバザリア法によって閉鎖された病院の元患者たちによる協同組合だった。しかし彼らは病院を出て自由な社会生活を送るどころか、毎日を無気力に過ごしていた。持ち前の熱血ぶりを発揮せずにいられないネッロは彼らに、施しではなく、自ら働いてお金を稼ぐことを持ち掛ける。みんなを集めて会議を開くが、個性豊かなメンバーたちはバラバラで、会議はなかなかまとまらない。しかし何とか床貼りの仕事をすることが決まる。ネッロは彼らとともにこの無謀な挑戦を始めるが、元患者たちに自分の家の床を触らせようとする人はなかなかいない。そのうえ数少ない現場でも、組合員たちは次々に失敗する。そんなある日、仕事現場でのアクシデントをきっかけに、彼らの人生が180度変わるようなチャンスが訪れる。
「人生、ここにあり!」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「人生、ここにあり!」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ |
製作国 | イタリア |
製作年 | 2008 |
公開年月日 | 2011年7月23日 |
上映時間 | 111分 |
製作会社 | Rizzoli Film |
配給 | エスパース・サロウ |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 不明 |
カラー/サイズ | カラー |
音量 | 不明 |
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