解説
2011年3月11日に発生した東日本大震災の被災地で生き残った犬と、何不自由なく育ったお嬢様の交流を、時にシリアスに、時にユーモアを交えて描きつつ、震災後の日本の姿を見つめる。出演は、本作でデビューとなる森星、「電人ザボーガー」の渡辺裕之、「後から前から」の畑中葉子。監督は「プライド」の金子修介。
ユーザーレビュー
「青いソラ白い雲」のストーリー
東京都内に暮らす小林リエ(森星)は旅行会社社長の父・寛一(渡辺裕之)、専業主婦の母・理沙(畑中葉子)、母方の祖母との4人暮らし。高校三年生のリエは苦労知らずのお嬢様育ちだった。2010年のクリスマスイヴの夜。リエは友達3人と恋人の山崎翼(近江陽一郎)を招き、クリスマスパーティーを開く。ところが、年が明けてしばらくした2011年2月14日、バレンタインデーに父親と母親は離婚し、母親はロサンゼルス旅行に旅立ってしまう。3月10日、秋からロサンゼルスの大学に入学することが決まっていたリエは、友達や翼と別れてロサンゼルスに向かうが、翌3月11日に東日本大震災が発生。そして3月22日。東京に戻ってきたリエは、手にガイガーカウンターを持ち、自宅周辺を計測する。だが、父親は詐欺罪で警察に連行され、自宅は借金のために差し押さえられてしまう。被災地から戻った翼は、現地から連れ帰った犬をリエに託して去ってゆく。途方に暮れたリエは、公園で野宿。翌日、道を歩いていると高校時代の友人・戸田梓(村田唯)と再会する。ストリート・ミュージシャンとして活動する梓の自宅に転がり込んだリエは、彼女の兄・若林健人(大沢樹生)と出会う。ロサンゼルスに戻る航空券を盗まれ、現金もなく、クレジットカードも使えないリエは、生活費を稼ぐためにアルバイト探しを始める。かつて読者モデルとして雑誌にも掲載されたことがあるリエは、モデルの仕事を見つけようとするが……。
「青いソラ白い雲」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「青いソラ白い雲」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2011 |
公開年月日 | 2012年3月31日 |
上映時間 | 96分 |
製作会社 | スパイクエンタテインメント |
配給 | ヘキサゴン |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | DTS |
公式サイト | http://ameblo.jp/sorakumo-official/ |
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