解説
第58回カンヌ国際映画祭フランス作家協会賞、鉄道賞、最優秀ドイツ批評家賞、最優秀ヤング批評家賞の4冠に輝いた「運命じゃない人」や「アフタースクール」でトリッキーな構成を構築し、国内外で高い評価を受けた内田けんじ監督のコメディ。殺し屋が転倒事故により記憶を失う場に居合わせた売れない役者が、こっそり立場を入れ替えてしまうことから起こる騒動を描く。「アフタースクール」「ツレがうつになりまして。」の堺雅人が後先考えずに行動してしまう売れない役者を、「キサラギ」「劔岳/点の記」の香川照之が殺気みなぎらせる殺し屋だったものの記憶を失くし自分が役者だと思い込む男を演じる。他、「おくりびと」の広末涼子らが出演。
「鍵泥棒のメソッド」のストーリー
銭湯に入ってきた金持ちそうな男(香川照之)が転倒。その場に居合わせた貧乏役者の桜井が様子を見ていると、男は頭を強打した影響で記憶を失っていた。桜井はちょっとした出来心を起こし、男のロッカーの鍵と自分の鍵をすり替える。案の定、自分を桜井だと思い込む男。しかし男の正体は誰も顔を見たことのない伝説の殺し屋・コンドウで、コンドウに成り代わった桜井のもとに大金が絡む危険な仕事の依頼が舞い込み、桜井はやむなく引き受けてしまう。一方、自分は桜井だと思い込んでいるコンドウは一流の役者となることを目指して真面目に努力する。そんなひたむきな姿に胸を打たれた女性編集長の香苗(広末涼子)は彼に求婚。三者三様の事情が複雑に絡み合う……。
「鍵泥棒のメソッド」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「鍵泥棒のメソッド」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2012年9月15日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | 「鍵泥棒のメソッド」製作委員会(クロックワークス=テレビ朝日=朝日放送=電通=パルコ=メディアファクトリー=Yahoo! JAPAN=シネバザール=キングレコード=メ~テレ=北海道テレビ)(製作プロダクション シネバザール) |
配給 | クロックワークス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビーSRD |
公式サイト | http://kagidoro.com/ |
コピーライト | (C)2012『鍵泥棒のメソッド』製作委員会 |
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