泥棒成金
どろぼうなりきん To Catch a Thief解説
デイヴィッド・ドッジの探偵小説を「裏窓」のジョン・マイケル ・ヘイスが脚色し、同じくアルフレッド・ヒッチコックが監督、「私は告白する」のロバート・バークスが撮影を担当する。主なる出演者は「汚名」のケーリー・グラント、「喝采」のグレイス・ケリー、「麗しのサブリナ」のジョン・ウィリアムズ、「悪魔のような女」のチャールズ・ヴァネル、「巴里の空の下セーヌは流れる」のブリジット・オーベール、「愚かなり我が心」のジェーン・ロイス・ランディスなど。1955年作品。
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「泥棒成金」のストーリー
パリの大警視ルピックが南仏リヴィエラにやってきたのは、戦前 「猫」と異名をとった、稀代の宝石泥棒のジョン・ロビー(ケーリー・グラント)がまたまた活躍をはじめたという情報が入ったからであった。しかし当のロビーは、戦後は堅気になり、リヴィエラに別荘を買いこんで呑気な暮しをしていたので、急に警官に追われる身となり、おどろいてしまった。彼は旧友のベルタニ(チャールズ・ヴァネル)の経営する料理店に相談に行った。ベルタニとロビーは、第二次大戦中、ドイツの飛行機により爆撃されたフランスの刑務所から脱走した仲間同志であった。ベルタニの指示でロビーはニースに行き、そこで保険会社の調査員ヒュースンに会った。ヒュースンはロビーに宝石気違いの母親と一緒に来ているアメリカ娘、フランセス・スティーヴンス(グレイス・ケリー)を紹介した。ロビーは木材商バーンズという仮名を使っていた。彼はフランセスに一目で参ってしまった。ロビーはヒュースンの会社の保険契約の名簿から南仏の金持の名前を調べあげた。「猫」が彼等の持つ宝石に目をつけて行動をはじめれば、その正体をあばくことができると考えたのである。ロビーをドライヴに連れ出した彼女は、自動車の上で彼の正体をあばいた。彼女は彼の本名を知っていたのだ。ある日、フランセスの母親の宝石が盗まれた。彼女のロビーに対する態度は冷たくなった。ロビーはそのうちにベルタニが犯人であることを臭ぎつけた。ベルタニはロビーを殺そうとして間違って部下の1人を殺してしまった。やがてサンフォード家の仮装舞踏会の夜、ロビーは集まる紳士淑女の宝石を狙う「猫」の手下を捕えた。賊の口からベルタニの名が叫ばれた。「猫」は捕えられた。ロビーとフランセスは結ばれた。
「泥棒成金」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「泥棒成金」のスペック
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