解説
新潟県栃尾を舞台に、東京から転校してきた少女と古い校舎に居着く幽霊との交流を描くファンタジー。原作コミックは大野安之。監督・脚本は「モノクロームの少女」の五藤利弘。出演は「映画 妖怪人間ベム」の石橋杏奈、「麒麟の翼 劇場版・新参者」の竹富聖花ほか。2012年11月17日より、新潟県・T・ジョイ長岡、11月24日よりT・ジョイ新潟万代にて先行公開。2013年12月14日よりヒューマントラストシネマ渋谷他で、全国公開。
ユーザーレビュー
「ゆめのかよいじ」のストーリー
夏休みが明けた頃、東京から母親の故郷である新潟の山あいの高校に転校してきた宮沢真理(石橋杏奈)。最愛の父と死別し、また都会で傷ついた少女の真理には、昔のままの木造校舎や、雄大な自然の風景が、とても新鮮で、安らぎを感じ、心の底から魅かれていく。ある日、その木造校舎で、見馴れない制服を着た、美しい少女の岡部梨絵(竹富聖花)と出会う。神秘的な目でじっと真理を見つめる梨絵は、「帰ってきたの?」と言い、戸惑う真理に抱きつき、不意に口づけをしようとする。呆然と立ち尽くす真理。気がつくと梨絵は、その場から消えていた。梨絵は時のはざまにさまよう精霊だった。梨絵は戦後まもなく大切な人をなくして自らも命を絶ち、数十年の時を越えて現代にも残る古い木造校舎に居つく精霊。はじめは受け入れられなかった真理だったが、次第に真理と梨絵は不思議な交流を重ねていく。魅かれあう二人…。お互い大切な人を失い心が空洞化した少女2人が不思議な交流を重ね、過去から未来へ続く人々の絆、古いものの大切さを実感し、互いの苦しみを理解しながら再生へと向かっていく。
「ゆめのかよいじ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ゆめのかよいじ」のスペック
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