解説
闇に葬られようとしていた事件を死刑囚が告発、雑誌記者が執念の裏付けを重ねて首謀者逮捕につなげ、反響を呼んだ新潮45編集部編によるノンフィクション『凶悪 -ある死刑囚の告発-』(新潮文庫・刊)を映画化。監督は「ロストパラダイス・イン・トーキョー」の白石和彌。告発を受けて事件の真相究明にのめり込んでいく雑誌記者を「闇金ウシジマくん」「クローズZERO」の山田孝之が、復讐心から事件を告発する死刑囚を「僕達急行 A列車で行こう」「ALWEAYS 三丁目の夕日」のピエール瀧が、未解決事件の首謀者として告発された男を「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「ぐるりのこと。」のリリー・フランキーが演じている。
「凶悪」のストーリー
ある日、雑誌『明朝24』の編集部に一通の手紙が届いた。それは獄中の死刑囚(ピエール瀧)から届いた、まだ白日のもとにさらされていない殺人事件についての告発だった。彼は判決を受けた事件とはまた別に3件の殺人事件に関与しており、その事件の首謀者は“先生”と呼ばれる人物(リリー・フランキー)であること、“先生”はまだ捕まっていないことを訴える死刑囚。闇に隠れている凶悪事件の告発に慄いた『明朝24』の記者・藤井(山田孝之)は、彼の証言の裏付けを取るうちに事件にのめり込んでいく……。
「凶悪」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「凶悪」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | サスペンス・ミステリー |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2013 |
公開年月日 | 2013年9月21日 |
上映時間 | 128分 |
製作会社 | 「凶悪」製作委員会(日活=ハピネット)(制作 フラミンゴ/制作協力 カズモ=ディーライツ/企画協力 新潮社) |
配給 | 日活 |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
コピーライト | (C)2013「凶悪」製作委員会 |
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