解説
日本の近代芸術に大きな足跡を残した岡倉天心と弟子たちの壮絶な葛藤と創作の日々に迫る伝記ドラマ。波乱の五浦時代を中心に、傷心の天心が立ち上がってゆく姿や師弟愛を描く。監督は「ダーク・ラブ Rape」の松村克弥。出演は「三文役者」の竹中直人、「臨場 劇場版」の平山浩行、「SPIRIT」の中村獅童、「さよなら渓谷」の木下ほうか。2013年9月21日より、茨城県北茨城市ふれあいセンターにて先行上映。2013年10月5日よりMOVIXつくば、イオンシネマ守谷で茨城県先行公開。
ユーザーレビュー
「天心」のストーリー
明治初期。廃仏毀釈の嵐が吹き荒れていた頃、アーネスト・フェノロサ(イアン・ムーア)と岡倉天心(竹中直人)は“日本の美”を救おうと奔走していた。やがて天心は、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の校長に就任。横山大観(中村獅童)、菱田春草(平山浩行)、下村観山(木下ほうか)ら若き才能を育成し、美術界のエリートコースを歩んでいたが、西洋画派との対立により校長を辞任する。その後、同志と共に日本美術院を立ち上げ、美術の研究、制作、展覧会などを行う研究機関として活動を開始。だが、天心が提唱し大観、春草らが編み出した新画法が「朦朧体」と揶揄され、次第に苦境へと追い込まれていく。新天地を求めた天心は、茨城県五浦に六角堂を建て、日本美術院を移転、新たな日本画の創造を目指し、壮絶なまでの創作活動に没頭していくのであった……。
「天心」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「天心」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 伝記 |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2013 |
公開年月日 | 2013年11月16日 |
上映時間 | 122分 |
製作会社 | 映画「天心」製作委員会(制作プロダクション:マウンテンゲートプロダクション) |
配給 | マジックアワー |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://eiga-tenshin.com/official/ |
コピーライト | (C)2013映画「天心」製作委員会 |
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