母の身終い
ははのみじまい A Few Hours of Spring- 上映日
- 2013年11月30日
- 製作国
- フランス
- 制作年
- 2012
- 上映時間
- 108分
- レーティング
- PG-12
- ジャンル
- ドラマ
解説
病魔に侵され、尊厳死を選んだ母と、人生に挫折した息子の心の交流を描くヒューマンドラマ。監督は、「愛されるために、ここにいる」のステファヌ・ブリゼ。出演は、「女と男の危機」のヴァンサン・ランドン、「人生は長く静かな河」のエレーヌ・ヴァンサン。2013年セザール賞監督賞、脚本賞ほか全4部門ノミネート。
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「母の身終い」のストーリー
出来心から麻薬の密売に手を出した48歳のトラック運転手アラン(ヴァンサン・ランドン)が、刑務所から出所してきた。彼は、折り合いが悪い母イヴェット(エレーヌ・ヴァンサン)の家に身を寄せて、人生の再出発をはかろうとする。しかし思うような職を得ることはできず、なんとかありついたのは、塵処理仕分けの仕事だった。イヴェットはそんな息子を黙って受け入れているが、実は脳腫瘍の悪化で余命いくばくもないことを宣告されていた。イヴェットは、いい年をしてまともな暮らしもできない息子に苛立ちを募らせる。一方アランも、神経質で小煩い母を疎ましく思っていた。ある日、アランはボーリング場でクレメンス(エマニュエル・セニエ)という女性と出会い、一夜を共にする。しかし、2度目のデートで職業を尋ねられて口ごもり、気まずいまま別れる。そんなふがいない自分に腹を立てたアランは、仕事を辞めてしまう。それにイヴェットは怒りを爆発させる。大げんかの末にアランは家を飛び出し、イヴェットとも仲の良い隣人ラルエット(オリヴィエ・ペリエ)を頼る。ラルエットはアランに、何日でもいていいが、母親の気持ちを考えるよう話す。含みのある彼の言葉には、イヴェットのただならぬ決意が隠されていた。ある日、アランは母親の薬が入った引き出しで書類を見つける。それはスイスにある自殺を幇助する協会との契約書だった。イヴェットは、病気が進行し、自分が自分でなくなる前に、“自分らしい人生の終え方”を望んでいるのだ。それを知ったアランは激しく動揺する。母の主治医に会い、病状を理解したアランは、スイスの協会の人との話し合いにも同席し、母の決意の固さを知る。残された時間を共にし、やっと向き合うことのできた母を、アランは無言で労わる。そして、イヴェットが旅立つ日の朝を迎える……。
「母の身終い」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「母の身終い」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | フランス |
製作年 | 2012 |
公開年月日 | 2013年11月30日 |
上映時間 | 108分 |
製作会社 | Quelques heures de printemps |
配給 | ドマ=ミモザフィルムズ(協力 ユニフランス・フィルムズ) |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | ドルビー |
公式サイト | http://www.hahanomijimai.com/ |
コピーライト | (C)TS Productions - Arte France Cinema - F comme Films - 2012 |
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