解説
日本映画製作者連盟が主催する新人脚本家発掘を目的とする城戸賞に入選を果たした土橋章宏の同賞受賞作を、「すべては君に逢えたから」「鴨川ホルモー」の本木克英が映画化。貯蓄も人手もない弱小藩が江戸幕府からとうてい辿りつけないような短い日程での参勤交代を命じられたものの、藩を守るために策を講じる時代劇。お人よしの弱小藩藩主を「20世紀少年」シリーズや「間宮兄弟」の佐々木蔵之介が、藩の金山を狙う江戸幕府老中を「種まく旅人~みのりの茶~」「RED SHADOW 赤影」の陣内孝則が演じるほか、「ヤッターマン」の深田恭子、「汚れた心」の伊原剛志、「大鹿村騒動記」の石橋蓮司、「草原の椅子」の西村雅彦らが出演。
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「超高速!参勤交代」のストーリー
元文元年春、磐城国の湯長谷藩は徳川八代将軍吉宗の治める江戸幕府から、通常8日かかる道のりにも関わらず突然5日以内に参勤交代をするよう命じられる。湯長谷の金山を手中に入れようとする老中・松平信祝(陣内孝則)の策略によるものだった。わずか1万5千石の小藩にとって、ただでさえ貯蓄も人手もない上にあまりにも短い日程を強いられたこの参勤交代は到底できようもないものだった。あまりの無理難題に憤りながらも、藩主・内藤政醇(佐々木蔵之介)は家老の相馬兼嗣(西村雅彦)に対策を講じさせる。そして、藩の少人数のみで山中を近道して駆け抜けていき、道中の人が見ているところでは渡り中間を雇って大人数に見せかけるという作戦を立てる。さらに東国一の忍びと言われる戸隠流の抜け忍・雲隠段蔵(伊原剛志)を道案内役に任じるが、一方で幕府の老中らはこの参勤交代を阻もうと手をのばしてくる……。
「超高速!参勤交代」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「超高速!参勤交代」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 時代劇 コメディ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2014 |
公開年月日 | 2014年6月21日 |
上映時間 | 119分 |
製作会社 | 「超高速!参勤交代」製作委員会(松竹=テレビ東京=博報堂=ケイファクトリー=松竹ブロードキャスティング=講談社=キングレコード=福島民放社)(制作プロダクション 松竹撮影所/制作協力 松竹映像センター) |
配給 | 松竹 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | http://www.cho-sankin.jp/ |
コピーライト | (C)2014「超高速!参勤交代」製作委員会 |
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