解説
18年後の未来に転送され肉体を狙われる若きF1レーサーに、彼を追う賞金稼ぎや恋人がからむSFサスペンス。監督は「ヤングガン2」のジョフ・マーフィ、製作・脚本は「トータル・リコール」のロナルド・シュセット、共同製作はスチュアート・オーケン、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェームズ・G・ロビンソンとデイヴィッド・ニクセイとゲイリー・バーバー、ロバート・シェクリィの原作を基にスティーヴン・プレスフィールドとダン・ギルロイが脚本を共同執筆、撮影はアミール・モクリ、音楽は「シー・オブ・ラブ」のトレヴァー・ジョーンズが担当。
ユーザーレビュー
「フリージャック」のストーリー
新進気鋭のF1レーサー、アレックス・ファーロング(エミリオ・エステヴェス)はレース中に前走車と接触事故を起こしてしまう。彼は死んだものと思われたが、実は事故の瞬間、18年後の未来へとタイムスリップさせられていた。環境破壊が進んだ未来では一部の金持ちがスピリチュアル・スイッチボードと呼ばれるコンピュータ装置で別の若く新鮮な体に自分自身を移植して寿命を延ばしており、アレックスもまたその肉体=フリージャックとして、ヴァセンデック(ミック・ジャガー)率いるフリージャック・ハンターの一味、即ちボーンジャッカーたちに捕まってしまったのだった。だがアレックスを乗せた車はレジスタンス組織に狙われ、混乱の隙に逃げ出した彼は、かつて結婚を誓いあった恋人ジュリー(レネ・ルッソ)の許へたどり着く。18年経っても美しさは以前と変わらないジュリーだったが、皮肉なことにフリージャックを扱う大企業マッカンドレス・コーポレーションの最高権力者マッカンドレス(アンソニー・ホプキンス)の片腕となっており、そもそもアレックスが過去から捕えられたのも、マッカンドレスがジュリーの愛を得るため、アレックスの肉体に移ろうとしてのことだった。マッカンドレス・コーポレーション本社に乗り込んだアレックスとジュリーは捕えられ、遂にアレックスはスピリチュアル・スイッチボードにかけられる。だが最後の瞬間、ヴァセンデックの裏切りによって計画は失敗。アレックスとジュリーは救われるのだった。
「フリージャック」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「フリージャック」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | SF サスペンス・ミステリー |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 1992 |
公開年月日 | 1992年4月11日 |
製作会社 | モーガン・クリーク・プロ作品 |
配給 | 東宝東和 |
レイティング | |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
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