リスボンに誘われて

りすぼんにさそわれて NIGHT TRAIN TO LISBON
上映日
2014年9月13日

製作国
ドイツ スイス ポルトガル

制作年
2012
上映時間
111分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

2004年の刊行以来、世界31カ国で翻訳され、400万部を突破したベストセラー小説『リスボンへの夜行列車』を映画化。偶然手にした古本に心を動かされた大学教授が、リスボンを訪れて人生を見つめ直してゆく姿を描く。監督と主演は、「愛と精霊の家」でもコンビを組んだビレ・アウグストとジェレミー・アイアンズ。
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この作品のレビュー

ユーザーレビュー

  • ミャーノフ大佐

    監督がビレ・アウグストということで間違いはないだろう、と思ってました。役者たちも重厚な役者たちを起用しているし。
    映画のスタートで主人公がひょんな事でスイスのベルンからリスボン行きの夜行列車に飛び乗ってしまう。ここまでのいきさつはちょっと雑かな。でリスボンについて、これはリスボン観光映画かな、と思いました。別にリスボン観光映画でも、ヨーロッパの街並みを堪能できればそれはそれで楽しいのだけれど。
    話は、50年も遡ってポルトガルの独裁政権末期まで遡る。独裁政権とレジスタンスと恋愛とが絡み合って、ミステリーが解き明かされていく。
    時代が現代と独裁政権末期を行き来するから、登場人物も若い頃役と現在の年寄り役と2人の役者が演じているので、ごちゃごちゃしそうだが、話を追っていけば意外と登場人物は少ない。このミルテリーの解き明かしを楽しめました。
    それにしてもポルトガルの独裁政権時代を背景にした映画を観たのは初めてじゃないかな。そういえばスペインの独裁政権時代を描いた映画って観た事あるかな。ちなみにギリシャの独裁政権を描いた作品としてコスタ=ガヴラスの「Z」という作品があります。これも面白いよ。それにしても1970年代中盤までイベリア半島は独裁政権が牛耳っていたのは興味深い。
    俳優陣たちでブルーノ・ガンツとクリストファー・リーに気がつきませんでした。ごめんなさい。夜中に血を吸われちゃうかな。シャーロット・ランプリングがずいぶん老けたなあ。おそらく老けメイクをしているんでしょう。これより後の「さざなみ」の方が若く見えた気がする。
    ラストのリスボン駅でのシーン、これも好きだねえ。最後、二人のシルエットで終わるのなんてルルーシュの「男と女」みたい。

「リスボンに誘われて」のストーリー

スイスのベルンにある高校で、古典文献学を受け持つ57歳の教師ライムント・グレゴリウス(ジェレミー・アイアンズ)は、ラテン語とギリシア語に精通する知性と教養に溢れた人物。チェスの名士で、同僚や生徒からも畏敬される存在だった。5年前に離婚してからは独り暮らしで、平凡な毎日の繰り返しだったが、大きな不満もなく過ごしていた。ところがある嵐の朝、その人生は大きく変わることとなる。学校へ向かう途中、吊り橋から飛び降りようとした赤いコートのポルトガル人女性を助けた彼は、彼女が残した一冊の本に目を通す。そこに綴られた一言一句に、ライムントの魂は大きく揺さぶられる。本に挟まれていた切符を届けるために駅に走ると、何かに取りつかれたように衝動的にリスボン行きの夜行列車に飛び乗る。リスボンに到着して真っ先に訪ねたのは、本の著者アマデウ・デ・プラド(ジャック・ヒューストン)の家。さらにその妹や親友を訪ね歩くにつれて、若くして亡くなったアマデウの人生が徐々に明らかになる。独裁体制下の激動の日々を生きた彼の誇りや苦悩、レジスタンスの同志との友情と裏切り、生涯を賭けた情熱的な恋……。アマデウの人生を辿るその旅は、ライムント自身の人生を見つめ直す旅でもあった。そして遂に、アマデウが本を著した本当の理由に辿り着くが……。

「リスボンに誘われて」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「リスボンに誘われて」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 ドイツ スイス ポルトガル
製作年 2012
公開年月日 2014年9月13日
上映時間 111分
製作会社 Studio Hamburg Filmproduktion, C-Films AG, PalmStar Entertainment
配給 キノフィルムズ
レイティング 一般映画
アスペクト比 アメリカンビスタ(1:1.85)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
コピーライト (C)2012 Studio Hamburg FilmProduktion GmbH / C-Films AG / C-Films Deutschland GmbH / Cinemate SA. All Rights Reserved.

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