解説
若者の日常と殺人鬼の狂気を並行して語る古谷実の同名コミックを映画化。清掃会社で働く岡田は、同僚の安藤が想いを寄せる女性の働くカフェで、高校の同級生・森田と再会する。森田が彼女をストーキングしていると知った岡田は不穏な気持ちを抱く。出演は、「人間失格」の森田剛、「アヒルと鴨のコインロッカー」の濱田岳、「グラスホッパー」の佐津川愛美、「幕が上がる」のムロツヨシ。監督は、「銀の匙 Silver Spoon」の吉田恵輔。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
ユーザーレビュー
-
ミャーノフ大佐
映画のスタートから20分~30分位までコメディ調で出ている役者もそうなんでコメディかと思ってみていたが、クレジットとタイトルが出た後からガラッと変わる。
バイオレンス映画?になるのだが、なかなか引きつけられて観ていた。
面白いのだが殺しのシーンが残酷すぎる。例えば警官殺しのシーン。あれは「プライベート・ライアン」のシーンと同じ。私が「プライベート・ライアン」を嫌いなのはあのシーンがあるため。(スピルバーグのいやらしさがまさに出ているところ)。また、軽自動車で逃げる時に人を引くのだが、そのシーンも残酷すぎる。とにかく殺しのシーンが残酷すぎる。あそこまで描かなくとも、表現できると思うのだが。そのくせ、警官の動きの悪いこと。そこはもっときちんと描こうよ。
面白いが、残酷すぎるのでこの点数。ホラー映画じゃないよね。
駒木根隆介と 山田真歩は「SR サイタマノラッパー2」で共演。
「ヒメアノ~ル」のストーリー
“なにも起こらない日々”に焦りを感じながら、ビル清掃会社のパートタイマーとして働いている岡田(濱田岳)は、同僚の安藤(ムロツヨシ)から想いを寄せるユカ(佐津川愛美)との恋のキューピット役を頼まれる。ユカが働くカフェに向かった岡田は、そこで高校時代の同級生・森田正一(森田剛)と出会う。ユカは岡田に森田からストーキングされていることを告げる。高校時代、過酷ないじめを受けていた森田に対して、岡田は不穏な気持ちを抱くが……。
「ヒメアノ~ル」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ヒメアノ~ル」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | サスペンス・ミステリー ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2016 |
公開年月日 | 2016年5月28日 |
上映時間 | 99分 |
製作会社 | 日活 ハピネット ジェイ・ストーム(制作プロダクション:ジャンゴフィルム) |
配給 | 日活 |
レイティング | R-15 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | http://www.himeanole-movie.com/ |
コピーライト | (C)2016「ヒメアノ~ル」製作委員会 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2016年8月上旬号 | 読者の映画評 「海よりもまだ深く」田中敏巳/「クリーピー 偽りの隣人」太田一/「ヒメアノ~ル」佐藤正太郎 |
2016年6月下旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 公開作20作品、60本の批評 「ヒメアノ~ル」 |
2016年6月上旬号 |
UPCOMING 新作紹介 「ヒメアノ~ル」 FACE 森田剛「ヒメアノ~ル」 |