ミューズ・アカデミー

みゅーずあかでみー THE ACADEMY OF MUSES
上映日
2017年1月7日

製作国
スペイン

制作年
2015
上映時間
92分

レーティング
ジャンル
社会派 ドラマ

check解説

「シルビアのいる街で」のホセ・ルイス・ゲリンがフィクションとドキュメンタリーの境界を漂いつつ、文学や芸術を紐解こうとした意欲作。バルセロナ大学哲学科のラファエレ・ピント教授が『女神論』の講義を進める中で、教授の行動倫理の問題が浮かび上がる。登場人物のラファエレ・ピントは、実在のピント教授が演じている。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映像演出、映画評論
    荻野洋一
    詩学・文献学の大学講義を起点とし、教授と生徒の対話、生徒同士の対話、キャンパスの喧噪、サルデーニャの島男たちの合唱、羊飼いのベル、頭上数メートルを通り過ぎる一陣... もっと見る
  • 脚本家
    北里宇一郎
    「おなごはかわいらしい化けもんや。男の気持ちしだいで弁天様にも鬼にもなる」と嘯いたのは、増村保造の「好色一代男」。これはそれを廻りくどい理屈で描いたような映画で... もっと見る
  • 映画ライター
    中西愛子
    大学の授業。芸術家を奮い立たせる女性=ミューズの本質を巡る教授の持論に対し、女生徒たちから賛否両論が飛ぶ。でも実はこの教授、こっそりモテモテで…&... もっと見る

「ミューズ・アカデミー」のストーリー

バルセロナ大学哲学科。イタリア人のラファエレ・ピント教授が、ダンテの『神曲』における女神の役割を皮切りに、文学、詩、そして現実社会における『女神論』の講義を展開してゆく。社会人の受講生たちも積極的に加わり、次第に熱を帯びる議論。生の授業撮影かと思わせる導入部に続いて、教授と妻が激しく口論する姿が映し出される。やがて何人かの受講生の個性が浮かび上がると共に、教授の行動の倫理が問題となってくる……。

「ミューズ・アカデミー」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「ミューズ・アカデミー」のスペック

基本情報
ジャンル 社会派 ドラマ
製作国 スペイン
製作年 2015
公開年月日 2017年1月7日
上映時間 92分
配給 コピアポア・フィルム(提供:マーメイドフィルム)
レイティング
公式サイト http://mermaidfilms.co.jp/muse/
コピーライト (C)P.C. GUERIN & ORFEO FILMS

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