紅い襷 富岡製糸場物語

あかいたすきとみおかせいしじょうものがたり
上映日
2017年12月2日

製作国
日本

制作年
2017
上映時間
100分

レーティング
ジャンル
時代劇 ドラマ

check解説

2014年に世界遺産登録された日本初の本格的な器械製糸工場、富岡製糸場を題材にした歴史ドラマ。明治初期、全国から集まった名もなき工女たちが、それぞれの不安や葛藤を抱えながらも、次第に身分や国境を超え、近代化という扉を自ら開いていく姿を映し出す。出演は、本作品が映画デビューとなる水島優、「罪の余白」の吉本実憂、「スクール・オブ・ナーシング」の桐島ココ、「アタシラ。」の木村夏子、「新宿スワンII」の豊原功補、「家族はつらいよ」の西村まさ彦、「母」の大空眞弓。2017年10月7日より群馬県先行ロードショー。
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この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 映画評論家
    北川れい子
    長時間労働、低賃金、病気になっても放っとかれ……。という「あゝ野麦峠」ふうの女工哀史ものと思いきや、良家の子女を含む頑張りやの愛国娘... もっと見る
  • 映画文筆系フリーライター、退役映写技師
    千浦僚
    画面(陰影やセットの撮り方)に既視感があってなぜ? と思うが撮影高間賢治のクレジットを見て納得。先頃観た「地の塩 山室軍平」も明治期を扱った映画で高間氏の撮影に... もっと見る
  • 映画評論家
    松崎健夫
    山道を登る、鼻緒が切れるなど、映画冒頭から富岡製糸場へと向かう若き女性たちの行く末には困難が待ち構えていることを予見させている。明治以降から現在に至る日本の繁栄... もっと見る

「紅い襷 富岡製糸場物語」のストーリー

明治5年。明治政府は、群馬県富岡市に西洋と日本の技術を融合した世界最大規模の製糸工場を設立。だが、フランスから招いた“生糸の神様”と呼ばれるポール・ブリュナたちフランス人に、生き血を抜かれるという荒唐無稽な噂話が全国に広がり、工女集めに難航していた。明治6年春。長野県松代区長の娘・横田英(水島優)は反対する父を説得し、松代と新しい日本のために、同郷の河原鶴(吉本実憂)らとともに富岡製糸場に工女として入場することを決意。製糸場に到着した英が目にしたのは、これまで見たこともない別世界であった。美しいレンガの建物とピカピカの器械、そして西洋式の労働環境の中で真摯に糸を引く先輩工女たち……。全国から集まった工女たちは、紅い襷を掛けることが許されている一等工女を目標とし、一日も早く技術を習得して故郷に戻ることを夢見ていた。その姿に刺激された英と鶴らも、紅い襷を皆で目指すことを誓う。だが現実は、フランス人教師の厳しい指導や待遇の差、容易ではない糸取り作業など、様々な苦労の連続だった。そんなある日、彼女たちのもとへウィーンから驚くべきニュースが届く……。

「紅い襷 富岡製糸場物語」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「紅い襷 富岡製糸場物語」のスペック

基本情報
ジャンル 時代劇 ドラマ
製作国 日本
製作年 2017
公開年月日 2017年12月2日
上映時間 100分
製作会社 富岡市(企画:富岡市/制作:NHKエンタープライズ)
配給 パル企画
レイティング
カラー/サイズ カラー/ビスタ
公式サイト http://www.akaitasuki.com
コピーライト (C)2017 富岡市/富岡製糸場映画製作委員会

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