わたしは、幸福(フェリシテ)

わたしはふぇりして FELICITE
上映日
2017年12月16日

製作国
フランス セネガル ベルギー ドイツ レバノン

制作年
2017
上映時間
129分

レーティング
一般映画
ジャンル
ドラマ

check解説

2017年ベルリン国際映画祭で銀熊賞審査員大賞を受賞したセネガル系フランス人アラン・ゴミス監督作。コンゴ・キンシャサを舞台に、“幸福(フェリシテ)”という名を持ちながら幸福の意味を知らずに生きてきたひとりの女性を通し、アフリカのリアルを映し出す。撮影は「愛より強い旅」「トランシルヴァニア」のセリーヌ・ボゾン。フェリシテを演じるのは、本作でデビューを飾るコンゴ民主共和国出身の女優、ヴェロ・ツァンダ・ベヤ。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る

この作品のレビュー

映画専門家レビュー

  • 批評家。音楽レーベルHEADZ主宰
    佐々木敦
    カサイ・オールスターズを従えてヒロインが挑みかかるように歌う冒頭場面は、ドキュメンタリーにしか見えない。とにかくフェリシテを演じるヴェロ・ツァンダ・ベヤの存在感... もっと見る
  • 映画系文筆業
    奈々村久生
    息子の脚を守りたい一心で、思い当たる限りの人と場所に出向き、なりふり構わずお金の無心をし、どんな仕打ちを受けようとも手に入れるまではテコでも動かない覚悟で、手術... もっと見る
  • TVプロデューサー
    山口剛
    世界一危険な街と言われるコンゴの首都サンシャサ、そこのバーで夜毎歌うフェリシテのタフな生き方をカメラは追う。一人息子の不幸な事故をも時系列に沿って、なんら作為を... もっと見る

「わたしは、幸福(フェリシテ)」のストーリー

コンゴ民主共和国の首都キンシャサ。フランス語で“幸福”を意味する名を持つフェリシテ(ヴェロ・ツァンダ・ベヤ)は、バーで歌いながら、女手ひとつで息子を育てている。人生は彼女に優しくないが、歌うときだけ彼女は輝いていた。バーの常連のタブー(パピ・ムパカ)は、そんな彼女を気にかけている。ある日、フェリシテが目を覚ますと直したばかりの冷蔵庫が壊れていて、同じ日、一人息子サモが交通事故に遭い重傷を負ってしまう。連絡を受け病院に駆けつけると、医者は彼女に前払いでないと手術はできないと告げる。手術代を集めるためにフェリシテは、親族や別れた夫、以前お金を貸した男女、最後には見ず知らずの金持ちのボスを訪ねる。そんななか、誇り高く、自分を折ることができない彼女の中で何かが壊れ始め、やがて、絶望から歌さえ歌えなくなるフェリシテ。夜の森を彷徨うフェリシテが見つける幸福とは……。

「わたしは、幸福(フェリシテ)」のスタッフ・キャスト

スタッフ
キャスト役名

「わたしは、幸福(フェリシテ)」のスペック

基本情報
ジャンル ドラマ
製作国 フランス セネガル ベルギー ドイツ レバノン
製作年 2017
公開年月日 2017年12月16日
上映時間 129分
配給 ムヴィオラ
レイティング 一般映画
アスペクト比 ヨーロピアン・ビスタ(1:1.66)
カラー/サイズ カラー/ビスタ
音量 5.1ch
公式サイト http://www.moviola.jp/felicite/
コピーライト (C)ANDOLFI - GRANIT FILMS - CINEKAP - NEED PRODUCTIONS - KATUH STUDIO - SCHORTCUT FILMS / 2017

関連するキネマ旬報の記事

関連記事一覧
2018年1月上旬号 REVIEW 日本映画&外国映画 「わたしは、幸福(フェリシテ)」
2017年12月下旬号 UPCOMING 新作紹介 「わたしは、幸福(フェリシテ)」
2017年11月上旬特別号 試写室 「わたしは、幸福(フェリシテ)」

今日は映画何の日?

注目記事