ヴァンサンへの手紙
ばんさんへのてがみ I'LL COME TO YOU WITH DEAF EYES- 上映日
- 2018年10月13日
- 製作国
- フランス
- 制作年
- 2015
- 上映時間
- 112分
- レーティング
解説
フランスの女性監督レティシア・カートンが、ろう者である友人ヴァンサンの死をきっかけに彼の遺志を継ぎ、ろうコミュニティを10年にわたり記録したドキュメンタリー。美しく豊かな手話と優しく力強いろう文化を見つめながら、ろう者たちの内面にも迫ってゆく。音楽は、フランス人シンガーのカミーユ。本作中の音楽には楽器は用いられず、ハミングやスキャット、身体を叩く音などによってサウンドトラックが構成されている。2017年4月、『東京ろう映画祭』にて『新・音のない世界で』のタイトルで上映。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
TVで観る
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
-
ライター石村加奈レティシア監督の幼なじみで、ろう者のサンドリーヌの言葉が印象的だ。親が決めた口語教育を受け、母親との同居生活にも何の疑問も抱かぬ友人に、母の死後の人生について想... もっと見る
-
映像演出、映画評論荻野洋一N・フィリベールの傑作「音のない世界で」(92)から年月が経過したが、その衣鉢を継ぐように女性監督がろうコミュニティに関わっていく。音がある/ないという事象が単... もっと見る
-
脚本家北里宇一郎言いたいこと、訴えたいことがいっぱい溜まって、ここで洪水のようにあふれ出た。登場人物が多すぎると思う。同じ主張が何度も出てきて少しくどさも感じる。だけどこちらは... もっと見る
「ヴァンサンへの手紙」のストーリー
レティシア・カートン監督の友人であるヴァンサンが突然に命を絶った。彼は一緒にこの映画を作るはずだった。あれから10年間、監督は「ろう者の存在を知らせたい」という彼の遺志を継ぎ、本作を完成させる。フランスのろうコミュニティ。美しく豊かな手話と、優しく力強いろう文化。それはヴァンサンが教えてくれたもう一つの世界だった。共に手話を生き、喜びや痛みをわかちあう中、レティシア監督はろう者たちの内面に、社会から抑圧され続けてきた怒り、家族への愛や葛藤、ろう教育の現実などヴァンサンが抱えていたものと同様、複雑な感情が閉じ込められていることを見出していく……。
「ヴァンサンへの手紙」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|

「ヴァンサンへの手紙」のスペック
基本情報 | |
---|---|
製作国 | フランス |
製作年 | 2015 |
公開年月日 | 2018年10月13日 |
上映時間 | 112分 |
配給 | アップリンク=聾の鳥プロダクション |
レイティング | |
公式サイト | http://uplink.co.jp/vincent/ |
コピーライト | (C)2015 Kaléo Films, Le Miroir |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2018年10月下旬号 |
UPCOMING 新作紹介 「ヴァンサンへの手紙」 REVIEW 日本映画&外国映画 ヴァンサンへの手紙 |