解説
25歳で早逝した俳人・住宅顕信の人生を、生き辛さを抱えながら生きる現代の中学生と重ね合わせて映し出すヒューマンドラマ。いじめによって掃除用具庫に閉じ込められていた明彦を見つけた教頭の諸岡は、以前、諸岡が関わった生徒・住宅春美について語り始める。出演は「おんなのこきらい」の木口健太、岡山県出身の新鋭・森安奏太。監督は「モバイルハウスのつくりかた」の本田孝義。2019年5月17日より、岡山 シネマクレールにて先行公開。
映画館で観る
配信で観る
Blu-ray&DVDで観る
-
【DVD】ずぶぬれて犬ころ
TVで観る
ユーザーレビュー
「ずぶぬれて犬ころ」のストーリー
2017年、中学生の小堀明彦(森安奏太)は学校でいじめにあっていた。教頭の諸岡は、掃除用具庫に閉じ込められていた明彦を見つけ、教室に落ちていた張り紙「予定は決定ではなく未定である」を書いたのは、以前、諸岡が関わった生徒だったことを語り始める……。その生徒の名は、住宅春美。後の住宅顕信(木口健太)である。春美は高校に進学せず、調理師学校に進んだ。1980年前後、諸岡は、春美が働いていた食堂で彼女を紹介され、その後、商店街で再会。月日は流れ、春美が得度し顕信という法名になり「無量寿庵」という仏間を作ったことを知る……。明彦は、諸岡から借りた住宅顕信の句集『未完成』を読み始め、その俳句と住宅顕信の生涯にのめり込んでいくのだった……。1984年、22歳の住宅顕信は急性骨髄性白血病を発症。家族の献身的な介護に支えられながら、句作に没頭する。だが、病状が悪化し、句集『未完成』の原稿を握り締めながら1987年に25歳の若さで亡くなった。生涯に残した俳句はわずか281句。明彦は住宅の句と生き方に感銘を受け、少しずつ変わっていく……。
「ずぶぬれて犬ころ」の写真
「ずぶぬれて犬ころ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
---|
キャスト | 役名 |
---|
「ずぶぬれて犬ころ」のスペック
基本情報 | |
---|---|
ジャンル | 伝記 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2019年6月1日 |
上映時間 | 100分 |
製作会社 | ケンシン・プロジェクト=戸山創作所 |
配給 | パンドラ |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | http://www.zubuinu.com/ |
コピーライト | (C)戸山創作所 |
関連するキネマ旬報の記事
関連記事一覧 | |
---|---|
2019年6月下旬号 | REVIEW 日本映画&外国映画 「ずぶぬれて犬ころ」 |
2019年6月上旬特別号 | UPCOMING 新作紹介 「ずぶぬれて犬ころ」 |