解説
イギリス史上、最も意外なスパイの実話を基に、ジュディ・デンチ主演で映画化。2000年5月、ロシアのKGBに核開発の機密を漏洩していた“核時代最後のスパイ”が、MI5の手によって暴かれる。しかし、その人物はジョーン・スタンリーという80代の老女であった。共演は「ムーン・ウォーカーズ」のスティーヴン・キャンベル・ムーア、「死霊院 世界で最も呪われた事件」のソフィー・クックソン、「フラワーショウ!」のトム・ヒューズ。監督は、RSCの演出家としても知られる「十二夜」のトレヴァー・ナン。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「ジョーンの秘密」のストーリー
夫に先立たれた老女ジョーン・スタンリー(ジュディ・デンチ)は、仕事も引退し、イギリス郊外で穏やかな一人暮らしを送っていた。ところが2000年5月、ジョーンは突然訪ねてきたMI5に逮捕されてしまう。半世紀以上も前、核開発の機密情報をロシアのKGBに漏洩したというスパイ容疑であった。ジョーンは無罪を主張するが、先ごろ死亡した外務事務次官のW・ミッチェル卿が遺した資料から、彼とジョーンがKGBと共謀していた証拠が出てきたというのだ。そんななか、ジョーンの息子で弁護士のニック(ベン・マイルズ)は、母親を信じて彼女の弁護を担当することになる。だが、ニックの思いとは裏腹にジョーンの驚くべき過去が次々と明らかになってゆく……。
「ジョーンの秘密」の映像
「ジョーンの秘密」の写真
「ジョーンの秘密」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「ジョーンの秘密」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | 社会派 ドラマ |
製作国 | イギリス |
製作年 | 2018 |
公開年月日 | 2020年8月7日 |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | Trademark Films |
配給 | キノフィルムズ |
レイティング | PG-12 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
音量 | 5.1ch |
公式サイト | https://www.red-joan.jp/ |
コピーライト | (C)TRADEMARK (RED JOAN) LIMITED 2018 |
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