スイング・ステート
すいんぐすてーと IRRESISTIBLE
解説
「バイス」のスティーヴ・カレルが米民主党の選挙参謀を演じるコメディ。大統領選でトランプに大敗した民主党陣営を仕切るゲイリー・ジマー。農村部の票を取り戻す秘策として、Youtube動画で話題のヘイスティングス大佐を田舎の町長選挙に立候補させるが……。共演は「ピーター・ラビット」のローズ・バーン、「ライ麦畑で出会ったら」のクリス・クーパー。風刺ニュース番組の司会で人気を博したコメディアン、ジョン・スチュワートによる監督第2作。
この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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「スイング・ステート」のストーリー
大敗した民主党ヒラリー陣営の選挙参謀ゲイリー・ジマー(スティーヴ・カレル)。ある日、ウィスコンシン州の小さな町役場で、不法移民のために立ち上がる退役軍人ジャック・ヘイスティングス大佐(クリス・クーパー)のYouTube動画にゲイリーは目を奪われる。そのリベラルな演説で人々の胸を打つ彼こそが、中西部で民主党の票を取り戻す起死回生の秘策だと確信したゲイリーは、スイング・ステート(激戦州)のウィスコンシンを足掛かりに地盤を広げるべきだと党を説得。単身アポなしで田舎の寂れた町ディアラーケンへと赴き、大佐に民主党からの町長選出馬を要請する。ゲイリー自身が指揮を取ることを条件に、大佐は出馬を了承。大佐の娘ダイアナ(マッケンジー・デイヴィス)や、住民ボランティアと共に地道な選挙活動をスタートさせるのだった。ところが、対立候補の現役町長ブラウンの元に、共和党がトランプの選挙参謀フェイス・ブルースター(ローズ・バーン)を送り込んでくる。その日から、ディアラーケン町長選をめぐるゲイリーVSフェイスの戦い、否、民主党VS共和党の巨額を投じた“仁義なき代理戦争”が始まった……。
「スイング・ステート」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「スイング・ステート」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | コメディ 社会派 |
製作国 | アメリカ |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2021年9月17日 |
上映時間 | 102分 |
製作会社 | Plan B Entertainment=Busboy Productions |
配給 | パルコ=ユニバーサル映画 |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | アメリカンビスタ(1:1.85) |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | https://swingstate-movie.com/ |
コピーライト | (C)2021 Focus Features, LLC. All Rights Reserved |
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