解説
ワーキングマザーや妊娠に前向きになれない女性の葛藤とジェンダーギャップを描き、第14回田辺・弁慶映画祭観客賞を受賞したドラマ。結婚から3年、妊娠・出産に勇気が持てない綾は、子どもを育てながら働く沙織と出会うが、彼女の気持ちが理解できず……。監督・脚本は、「12ヶ月のカイ」の亀山睦実。脚本監修は、「風の電話」の狗飼恭子。出演は、ドラマ『緊急取調室3rd SEASON』の鉢嶺杏奈、「ガチバン NEW GENERATION2」の尾花貴絵、「菊とギロチン」の池田良、「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」の水野勝。
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この作品のレビュー
映画専門家レビュー
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映画文筆系フリーライター。退役映写技師千浦僚子どもを持ち、育てる際に女性ばかりが忍従を強いられることについての具体的な描写にあふれていて重要かつ必見の一本。この社会は子育ての重荷を容易に女性のみに負わせる... もっと見る
「マイライフ、ママライフ」のストーリー
結婚から3年、大内綾(尾花貴絵)は仕事に熱中する日々を送っていた。30歳の誕生日、夫・健太郎(水野勝)から「そろそろ子どもが欲しい」と言われるが、綾はある理由から妊娠・出産に勇気が持てなかった。一方、2人の子どもを育てている三島沙織(鉢嶺杏奈)は、本当にやりたい仕事を諦めて事務職として働いている。夫・博貴(池田良)からの家事や育児の協力が得られず、不満が募るが、本音を言い出せずにいた。ある日、綾は仕事で家族留学というイベントの運営を任される。子どもを持たない夫婦が、子どものいる家庭を体験するという家族体験プログラムだ。綾は沙織の家族と対面するが、子どもをもつ母親の気持ちが理解できず、沙織を傷つけてしまう……。
「マイライフ、ママライフ」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「マイライフ、ママライフ」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2020 |
公開年月日 | 2022年4月1日 |
上映時間 | 88分 |
製作会社 | Kugumi |
配給 | ムービー・アクト・プロジェクト(配給協力:ミカタ・エンタテインメント) |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | 16:9 |
カラー/サイズ | カラー/ビスタ |
公式サイト | https://mymom.mystrikingly.com/ |
コピーライト | (C)2021「マイライフ、ママライフ」製作委員会 |
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