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ミャーノフ大佐
早川千絵監督はこれが長篇1作目とのことだが、キネ旬邦画第6位、国内各賞を受賞している。(日本アカデミー賞はあまり意味がないです。もともと、日テレ、読売グループが作った作品で賞は基本映画会社持ち回り、日テレ制作を依怙贔屓する賞です(だから授賞式は日テレでしかやらない)。例えば、2007年は「それでもボクはやってない」を押さえて日テレ制作の「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が受賞して、受賞した樹木希林が批判しています。)
やはりまだ未熟な部分はあるけど、75歳以上の老人が自分で死を選択できるというあり得ない設定と、その後ろにある日常の生活、風景があまりにも今の現実なんだよな。だから、実際にそんな制度が動いているように見える。実際、人間76歳以上になると働き口もなくなってくるんだよね。本人は働きたいと思っても働き口はなくなるし、賃貸で一人暮らしだとアパートから追い出されるし。で、若い人達からは社会(現役世代)の負担だと思われるし。働ける人達は働きたいんだよね。Youtubeで万引き摘発動画を見ると、ほとんどが老人なんだよね。年金20万円で、ほとんどが病院代で消えてお金なくて万引きするなんて、悲しすぎるよ。老人も働ける仕組みを作る事が大事だよ。人口構成が、年金制度が、健康保険制度が老人も働け、といっているのに、そして老人も働きたいのに、働ける制度がなくて、これは死ね、といっているのと同じだよね。そういう意味では、今の社会は隠れた「PLAN75」なのかもしれない。しかも10万円もくれない。
それにしても倍賞千恵子はおばあさんになってしまったなあ。歌が上手いの、昔は歌手もやっていたんだよ。「さよならはダンスの後に」なんかテレビで歌っていたの憶えているなあ。
「PLAN75」のストーリー
「PLAN75」の映像
「PLAN75」の写真
「PLAN75」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「PLAN75」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | SF 社会派 ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2022 |
公開年月日 | 2022年6月17日 |
上映時間 | 112分 |
製作会社 | 『PLAN 75』製作委員会(ハピネットファントム・スタジオ=ローデッド・フィルムズ=鈍牛倶楽部=Urban Factory=Fusee)(企画・制作:ローデッド・フィルムズ/制作協力プロダクション:SS工房) |
配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
レイティング | 一般映画 |
カラー/サイズ | カラー |
公式サイト | https://happinet-phantom.com/plan75/ |
コピーライト | (C)2022『PLAN75』製作委員会 / Urban Factory / Fusee |
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