解説
茨城県石岡市で保護された犬・タローの実話を映画化。昭和39年、石岡市の小学校に保護された犬のタローは、小学校の人気者に。タローは離れ離れになってしまった飼い主に会うため、駅までの2キロの道のりを朝と夕の1日2回往復する日課を17年間続け……。監督は、ビデオ、ゲーム、CG、DVDなどの企画・プロデュース・演出を手がける映像作家で、短編「ふるべのかむわざ」では山形国際ムービーフェスティバル山形市長賞を獲得した石坂アツシ。小学校の校長を山口良一が、飼い主の恭子をオーディションで選ばれた寺田藍月が、成人した恭子を渡辺美奈代が演じる。
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この作品のレビュー
ユーザーレビュー
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itoden
元々知っていた情報は僅かでしたが、何故はぐれてしまったのか、幼い飼い主の心情や大人の対応と「誰も悪く無い」理由が、時代背景と共に無理な演出や再構成することなく素直に表現されていると思います。
そして、タローが17年に及ぶ亡くなる直前まで駅に通った想いは、その分だけ飼い主の愛情と健気なタロー(コロ)の強い絆だったからに他ならず、演じた3頭がタレント犬でなく、またうち2頭が保護犬だった経験からか身を持って行動したタローそのものの様に見事に演じていて、すんなり心に入り込みました。
ラストの場面では温かいコロと飼い主に堪えていた涙が「どーっ」と溢れてしまいました。
複数回鑑賞していますが、飼い主が卒園してから数年経ってからの、タローの駅通い・・・。
このすれ違いにも、涙せずにはいられません。
更に文献を読んで更に理解できた部分が、再度の鑑賞で「この映画が伝えたい」時の長さも感じられます。
現在、茨城県内と一部地域上映で全国区ではありませんが、インディーズ映画にも関わらず動員1万人を超えており、家族でぜひ観て欲しい映画だと思います。
「石岡タロー」のストーリー
昭和39年、茨城県石岡市の小学校に、一匹の犬が保護される。犬はタローと名付けられ、誰に教わったわけでもないのに、朝には校門で児童を出迎え、昼には一年生の教室を順番に回り、すっかり学校の人気者に。そんなタローが、小学校から石岡駅までの2キロの道を朝と夕方の1日2回往復するように。歩道橋を渡り、国道を歩き、踏切を渡り、石岡駅の待合室に入ってじっと改札口を見つめ、しばらくすると小学校に戻る。それを1日2回行うのが日課になっていった。タローは待合室でも駅前の商店街でも多くの人にかわいがられ、タローの駅通いは17年にも及び続いたが、タローは駅である人を待っていたのだった……。
「石岡タロー」の映像
「石岡タロー」の写真
「石岡タロー」のスタッフ・キャスト
スタッフ |
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キャスト | 役名 |
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「石岡タロー」のスペック
基本情報 | |
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ジャンル | ドラマ |
製作国 | 日本 |
製作年 | 2023 |
公開年月日 | 2023年10月20日 |
上映時間 | 101分 |
製作会社 | ワン・ポイント・シックス |
配給 | CHIPANGU=エレファントハウス |
レイティング | 一般映画 |
アスペクト比 | シネマ・スコープ(1:2.35) |
カラー/サイズ | カラー/シネスコ |
公式サイト | https://ishiokataro.com/ |
コピーライト | (C)2023 One Point Six |