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ルイズ・グロームの関連作品 / Related Work
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性
制作年: 1920ルイズ・グローム嬢が「ローンウルフの娘」に次いで製作した社界劇で、監督は「結婚の指環」と同じくフレッド・ニブロ氏である。グローム嬢は自分の意を満す為には、他人の家庭を破壊しても関はないと考えて居る、コーラス・ガールのアドリエンヌに扮して居る。誘惑される男フィリップ・オーヴァーマンにはダルトン嬢の対手として度々紹介されたウィリアム・コンクリン氏、その妻には「白銀の群」に出演したマートル・ステッドマン嬢が扮して居る。アドリエンヌがフィリップを棄て、結婚した富豪デイヴは「黄金の夢」出演のアーヴィング・カミングス氏が扮して居る。二人が結婚した当座は幸福であったが、やがてデイヴはアドリエンヌの後を嗣いでコーラスの一座に入ったデイジーと恋に陥ち、皮肉にもアドリエンヌは嘗て自分がその夫を誘惑した為悲しい日を送ったオーヴァーマン夫人と同じ境遇に陥った。永久に解決する事のない男女の三角関係を縦横に用いて、両性の弱點を痛烈に描写した深刻極りなき社界劇である。ニュース誌は傑作映画の具うべき素質の総てを持って居る。行き詰った原作家や脚色家の将に学ぶ所あるべき映画であろうと論じて居る。劇筋は複雑に陥らずしてリアリスティックの興味に富み、華麗なる道具を用いて観者の眼を奪う………etcだそうである。 -
枷嵌められて
制作年: 1918ローラはウォルターに盲目的な恋をしていたが、ウォルターは彼女を見棄てて若い令嬢エディスと結婚しようとした。自暴自棄に陷ったローラは昔のような純な心にはなれなかった。すべての男を翻弄し、無情に振る舞うことに快感を感じるようになった。ある動機から絶望の余り投身しようとするところをエディスの父トーマスに助けられたローラは彼の病身に同情し、2人は温い友情を感じる様になる。その後ローラは彼の秘書として都へかえった。エディスの夫がウォルターと知った時に彼女は痛く驚いた。ウォルターは金の自由なのに任せて日夜放蕩に身を持ち崩し始める。エディスは出征中の幼な友達ジムミーのことを思うようになった。その後しばらくしてジムミーは親友のデイユーアル医師と共に凱旋したが、エディスの結婚したのを見て悲しむ。トーマスの足はデイユーアルの手術によって全快し、ローラに結婚を申し込むが過去を考えて彼女は応じない。ウォルターの放蕩は日々に募った。見兼ねてローラは彼を追い出そうと計ったが却って過去の生活を露かれる。やがて争闘の後悪魔は死んだ。1年の後尚愛があるならとトーマスに言い残してローラは去った。
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