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長門裕之の関連作品 / Related Work
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果しなき欲望
制作年: 1958時価六千万円のモルヒネ発掘をめぐって、欲につかれた人間の醜さ滑稽さを描くスリラー・コメディ。オール読物所載藤原審爾の原作を、鈴木敏郎・今村昌平が脚色、「西銀座駅前」の今村昌平が監督した。撮影は「赤い波止場」の姫田真佐久。「続 夫婦百景」の長門裕之・中原早苗に、渡辺美佐子・西村晃・小沢昭一らが出演。 -
地獄の罠(1958)
制作年: 1958警官の殺人事件と、犯人追求を描いたアクション・ドラマ。鷲尾三郎の原作を、「猫は知っていた」の高岩肇が脚色、「悪魔の爪痕」の野口博志が監督。同じく「悪魔の爪痕」の永塚一栄が撮影を担当。「盗まれた欲情」の長門裕之、「死の壁の脱出」の筑波久子に、大阪志郎・二本柳寛などが出演。 -
野郎と黄金
制作年: 1958牛原陽一監督の第一回作品で、一刑事と贋札作りの男たちの暗闘を描くアクション・ドラマ。佐川桓彦の原作を、「チャンチキおけさ」の脚本を共同で執筆した池田一朗が脚色、「お笑い三人組」の峰重義が撮影した。出演は「地獄の罠」の長門裕之をはじめ、岡田真澄・白木マリ・稲垣美穂子・二本柳寛など。 -
お転婆三人姉妹 踊る太陽
制作年: 1957「月蝕」に次いで井上梅次が脚本・監督にあたるミュージカル・コメディ。撮影も同じく岩佐一泉。主な出演者は「飢える魂」の轟夕起子、ジャズ歌手のペギー葉山、「人間魚雷出撃す」の芦川いづみ、「愛は降る星のかなたに」の浅丘ルリ子、「月蝕」の三橋達也、「牛乳屋フランキー」のフランキー堺、「人間魚雷出撃す」の石原裕次郎、長門裕之、「若の花物語 土俵の鬼」の青山恭二。ほかに岡田眞澄、大坂志郎、キドシン、丹下キヨ子、ジョージ川口らが共演、また月丘夢路以下日活のオールスターが特別出演する。 -
危険な関係(1957)
制作年: 1957内村直也と岡田達門の共同原案になる社会諷刺劇。脚本は岡田達門と井上梅次の共同、「お転婆三人姉妹 踊る太陽」に続き井上梅次が監督を担当する。撮影は同じく岩佐一泉。主な出演者は「月蝕」の月丘夢路、「若の花物語 土俵の鬼」の北原三枝、「唄祭り喧嘩旅」の長門裕之、「最後の突撃」の大坂志郎、他に小園蓉子、柳沢真一、金子信雄など。国鉄の金田、巨人の川上両選手が特別出演している。 -
池田大助捕物帖 血染の白矢
制作年: 1957野村胡堂原作の『池田大助捕物帖』の映画化。「帆綱は唄う 海の純情」の田辺朝巳が脚色、「甲武信嶽伝奇 (三部作)」のコンビ、冬島泰三が監督、古泉勝男が監督した。主演は「反逆者」の長門裕之、「唄祭り喧嘩旅」の美多川光子、坂東好太郎、「勝利者」の安部徹。 -
月下の若武者(1957)
制作年: 1957日活スコープ第一作。大林清の原作を、「二十九人の喧嘩状」の八尋不二が脚色。監督は「池田大助捕物帖 血染の白矢」の冬島泰三、撮影は「街燈」の間宮義雄。主演は「池田大助捕物帖 血染の白矢」の長門裕之、「今日のいのち」の津川雅彦、浅丘ルリ子、「反逆者」の水島道太郎。ほかに坂東好太郎、澤村國太郎、河野秋武、安部徹、清水将夫、坪内美詠子、香月美奈子など。色彩は日活イーストマンカラー。68点 -
十七才の抵抗
制作年: 1957戸田昭子の原作『可奈子』から「愛ちゃんはお嫁に」の池田一朗が脚色、「勝利者」の井上梅次が監督した。撮影は、「命も恋も」の永塚一栄。主演は、「月下の若武者」の浅丘ルリ子、長門裕之、津川雅彦、「女子寮祭」の轟夕起子、ほかに広岡三栄子、小林重四郎、白木マリ、冬木京三ら。 可奈子は高校三年、理知的で美しい娘だった。彼女の父は松川一座の座主で、この町の小屋主と契約して腰を落着けていた。初夏の風そよぐ海浜にある高等学校の校庭で、可奈子は級友達の羨望の眼差に囲まれていた。模擬試験の結果が発表され、相変らず彼女がトップであった。その夕方、下宿に迎えに来た一座の英吉と一緒に劇場に行った可奈子は、そこで若い継母の不倫を見てしまった。一方、可奈子と高級生の哲次とはよく喧嘩したが、その実二人とも心ではお互いに好き合っていた。ある日、可奈子たちは海沿いの道をサイクリングに出掛けたが、その途中可奈子は足を捻挫して、近くの哲次の家に担ぎ込まれた。そして哲次の両親から暖かくもてなされたが、その幸福な家庭に何故か可奈子の瞳はうるむのだった。その帰り、哲次たちは可奈子を下宿まで送って行った。しかし、その下宿には継母の由美が来ており、前に不倫を見られ興奮している由美は可奈子と激しくののしり合った。そして、可奈子の実母美也子も駈落ちして、いまは浅草でしがない女剣劇をしているのだと口走った。それから間もなく、可奈子が哲次たちに混じって東京へ模擬試験を受けに行ったのは、母美也子に会うためだった。東京に着いた可奈子たちは哲次の叔父の家に泊まったが、そこには靖子という可奈子と同じ年頃の美しい娘がいた。そして彼女は哲次の許婚と知り、可奈子は愕然とした。翌日、可奈子はやっと母に会ったが、それは可奈子が夢見ていた母ではなかった。彼女は一度に打ちひしがれた気持ちになった。--町に帰った可奈子は、由美が座員と駈落ちしたため芝居に穴をあけ、小屋の契約を解かれ困っている父に、自分が舞台に立つから旅興行に出ようと、強く父を励ますのだった。 -
暁の逃亡
制作年: 1956無音拳銃による白昼の連続殺人事件のスリルとサスペンスの中に海に生きる老船長と若い船員の心暖まる人間愛を描く。スタッフは、脚本高岩筆(野郎ども表へ出ろ)、監督小杉勇(名寄岩涙の敢斗賞)、撮影峰重義(狂った果実)。主な出演者は監督の小杉勇、「太陽の季節」の長門裕之、「娘巡礼流れの花」の浅丘ルリ子、「地獄の札束」の水島道太郎、「洲崎パラダイス 赤信号」の植村謙二郎など。 -
怪傑鷹 第一篇 蛟竜風雲の巻
制作年: 1954「千姫(1953)」(東宝)の脚本を書いた寿々喜多呂九平が彼自身の原作により監督する時代劇の第一部で、脚色は「右門捕物帖 まぼろし変化」の加味鯨児(寿々喜多呂九平)が執筆。撮影は「若き血は燃えて」の栗林実、音楽は山根久雄の担当である。出演者は新人の中川晴彦が主役を演ずる外、宝塚の扇千景、大和七海路、呉羽寿美、「花の白虎隊」の光岡竜三郎、「快傑まぼろし頭巾」の澤村國太郎、高松錦之助などである。 -
次郎長三国志 第七部 初祝い清水港
制作年: 1954「次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家」につづく次郎長三国志第七部。主なスタッフ、キャストは共通だが、新しく「幸福さん」の木匠マユリ、新人紫千鶴などが登場する。100点 -
照る日くもる日(1954)
制作年: 1954大佛次郎の原作を「新鞍馬天狗 第二話 東寺の決闘」の松浦健郎が脚色し、「東尋坊の鬼」の志村敏夫が監督する。撮影は「快傑鷹」の栗林実。出演者は「右門捕物帖 まぼろし変化」の嵐寛寿郎、南悠子、「千姫(1954)」の大河内傳次郎、「快傑鷹」の中川晴彦、扇千景のほか雅章子、長門裕之、杉山昌三九などである。 -
次郎長三国志 第六部 旅がらす次郎長一家
制作年: 1953「次郎長三国志 第五部 殴込み甲州路」に次ぐ次郎長三国志シリーズ第六部。スタッフ、キャストとも第五部と大差はないが、第四部の千葉信男、第二部の広瀬嘉子の再登場、長門裕之(澤村國太郎長男)など新人の起用、そして越路吹雪、藤原釜足、英百合子の初登場などが目立ったうごきである。 -
片目の魔王
制作年: 1953「三十三の足跡」以来の多羅尾伴内シリーズの第五作で、前四作品と高じく比佐芳武(ちゃんばら手帖)が脚本を書き、片岡千恵蔵(「大菩薩峠(1957)」)が主演している。監督は「女間者秘聞 赤穂浪士」の佐々木康、撮影は「満月三十石船」の杉田正二、音楽は「素浪人奉行」の吉村正志。主な出演者は千恵蔵の外に、「残侠の港」の徳大寺伸、花柳小菊、「大菩薩峠(1957)」の千原しのぶなどである。 -
新書太閤記 流転日吉丸
制作年: 1953吉川英治の原作を「蛇と鳩」のコンビ棚田吾郎、舟橋和郎が脚色し、「鞍馬天狗 疾風雲母坂」の萩原遼、「朝焼け富士 (前篇)」「朝焼け富士 (後篇)」の川崎新太郎がそれぞれ監督、撮影にあたった。音楽は「岸壁」の黛敏郎。時代考証を「雨月物語」の甲斐庄楠音が担当している。市川右太衛門、月形龍之介、田中絹代のほか岡田英次、徳大寺伸、信欣三などが出演、なお日吉丸には東宝の新人石井一雄が扮している。 -
女間者秘聞 赤穗浪士
制作年: 1953企画は「人生劇場 第二部」のマキノ光雄と坪井与に、玉木潤一郎が協力している。原作は山上伊太郎と住吉山声、脚本は「銭形平次捕物控 からくり屋敷」の八尋不二、監督は「旗本退屈男 八百八丁罷り通る」の佐々木康、撮影は「加賀騒動」の三木滋人という顔ぶれ。出演者の主なものは「人生劇場 第二部」の片岡千恵蔵、月形龍之介、徳大寺伸、「加賀騒動」の三島雅夫、薄田研二、山田五十鈴、「旗本退屈男 八百八丁罷り通る」の嵯峨美智子、「母子鳩」の原保美、それに久しぶりの早川雪洲などである。 -
鞍馬天狗 疾風雲母坂
制作年: 1953「鞍馬天狗 一騎討ち」に次ぐ東映の天狗もの。監督、撮影は例によって萩原遼と河崎喜久三。民門敏雄に替って、小川正、丸根賛太郎、鏡二郎の三人が脚本をかいている。音楽は新東宝「鞍馬天狗 青銅鬼」の西梧郎。出演者も嵐寛寿郎、高島稔、渡辺篤、宮城千賀子、原健作、高田稔と「鞍馬天狗 青銅鬼」のメムバアが連なり、他に「加賀騒動」の三島雅夫、薄田研二、「喧嘩笠(1953)」の加賀邦男、澤村國太郎などが助演する。 -
手をつなぐ子等(1948)
制作年: 1948特異児童研究家として著名な田村一二の原作より故伊丹万作が脚色した遺作シナリオを、稲垣浩が「壮士劇場」に次いで監督する。撮影も「壮士劇場」の宮川一夫の担当。一般より募集した少年俳優のほか、徳川夢声、杉村春子らが出演している。 -
無法松の一生(1943)
制作年: 1943阪東妻三郎の現代劇主演代表作。大映創立70周年記念特集上映「映画は大映」の一作品として、2012年11月23日より角川シネマ有楽町他にて上映された。90点