高島礼子 タカシマレイコ

  • 出身地:神奈川県横浜市
  • 生年月日:1964/07/25

略歴 / Brief history

神奈川県横浜市の生まれ。県立野庭高校卒業後、21歳でA級ライセンスを取得してレーシングドライバーとしてカーレースに出場。それが縁で、1987年からOLを辞めてレースクィーンに転身し、モデルとしてCMにも出演するようになる。88年からテレビ朝日『暴れん坊将軍』シリーズに出演するなど女優活動を始め、転機を迎えたのは93年。萩庭貞明監督「さまよえる脳髄」で降板した主演女優の代役に抜擢され、大胆なヌードも披露して一躍注目を集める。以後はフジテレビの昼帯ドラマ『指輪』95で初主演をつとめるなど、映画、ドラマに立て続けに出演。96年の橋本以蔵監督「陽炎Ⅱ」で演じた女胴師・不知火おりんが当たり役となり、「陽炎3」97、「陽炎Ⅳ」98と続けて主演をつとめた。青山真治監督「EM/エンバーミング」99では、死体の修復処理を行なうエンバーマー役を熱演。同年の「極道の妻(おんな)たち・赤い殺意」では前シリーズの岩下志麻のあとを継ぎ、「情炎」05まで新シリーズ5作で姐御役を貫禄たっぷりに演じた。2000年代に入ると、吉永小百合と共演した「長崎ぶらぶら節」00で日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。以降も「千年の恋・ひかる源氏物語」01、「半落ち」「隠し剣・鬼の爪」04、「大奥」06、「K−20/怪人二十面相・伝」08、「SPACE BATTLESHIP ヤマト」10など、大作・話題作には欠かせぬ存在となった。テレビドラマも、テレビ朝日『女教師』98、『異議あり!・女弁護士大岡法江』04、『さくら署の女たち』07、フジテレビ『傷だらけの女』99、『結婚できない男』06、『拝啓、父上様』07、NHK『お美也』02、『御宿かわせみ』03~05など多数。2時間サスペンスの主演シリーズも多い。女優としては遅咲きの部類に入るが、力強いヒロインや良妻役から悪女まで幅広く演じ分ける。99年2月、俳優の高知東生と結婚。

高島礼子の関連作品 / Related Work

作品情報を見る

  • ハオト

    制作年: 2025
    2005年に下北沢の本多劇場で初演された創作舞台『ハオト』の映画化。太平洋戦争末期の東京郊外にある精神病院を舞台に、病院内と外界のどちらが狂気に満ちているのかを鋭く問う物語。シリアスなだけでなく、ユーモア、サスペンス、ファンタジー要素を交えて描く。
  • カーリングの神様

    制作年: 2024
    カーリングの国際大会出場を目指す女子高生たちの奮闘と友情を描いた青春スポーツ映画。小学生のときに幼馴染みと結成したチームでカーリング大会に優勝した経験を持つ女子高生が国際大会が地元で開催されることを知り、再び情熱を取り戻す物語。出演は「それいけ!ゲートボールさくら組」の本田望結、「愛のゆくえ」の長澤樹。監督は「超高速!参勤交代」の本木克英。
  • わたしのかあさん -天使の詩-

    制作年: 2024
    児童福祉文化賞を受賞した菊地澄子による児童文学『わたしの母さん』を寺島しのぶ主演で映画化。知的障がい者の両親のもとに生まれた高子。一時は周囲と違う両親を恥じたが、時は流れ、高子は障がい者特別支援施設の園長となり、母・清子と過ごした日々を回想する。共演は「だれかの木琴」の常盤貴子、「春画先生」の安達祐実。監督は「われ弱ければ 矢嶋楫子伝」の山田火砂子。
  • 瞼の転校生

    制作年: 2023
    SKIPシティ国際Dシネマ映画祭20周年および川口市制施行90周年を記念し、埼玉県と川口市が共同製作した青春ドラマ。大衆演劇の子役である中学生・裕貴は公演に合わせ1ヶ月ごとに転校を繰り返す中、不登校の建とその元恋人・茉耶と出会い、心を通わせていく。監督は、「stay」でSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2020国内コンペティション短編部門優秀作品賞を受賞した藤田直哉。舞台演出を劇団美松の座長・松川小祐司が担当。大衆演劇の世界で生きる裕貴を「雑魚どもよ、大志を抱け!」の松藤史恩が、不登校ながら優等生である建を「カラオケ行こ!」の齋藤潤が演じる。SKIPシティ国際Dシネマ映画際2023オープニング作品。
  • いちばん逢いたいひと

    制作年: 2022
    娘の白血病を家族で乗り越えた経験を持つ堀ともこが、「白血病と骨髄移植」、「ドナー登録」をテーマにプロデュースしたドラマ。11歳の少女・楓はある日突然、“急性骨髄性白血病”と診断される。同じ頃、企業経営者の柳井健吾は、娘を白血病で失うことに。出演はAKB48の倉野尾成美、「北の桜守」の高島礼子。2月17日(金)より福山駅前シネマモードにて先行公開。
  • 梅切らぬバカ

    制作年: 2021
    母親と自閉症を抱える息子が、社会の中で生きていく様を温かく見つめるヒューマンドラマ。50歳の息子・忠男と暮らす山田珠子は、悩んだ末に忠男をグループホームへ入居させることに。だが、初めて母と離れ、環境の変化に戸惑う忠男はホームを抜け出してしまう。親子を演じるのは「泥の河」「神様のカルテ」の加賀まりこと、「間宮兄弟」「屍人荘の殺人」の塚地武雅。監督は「禁忌」の和島香太郎。

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